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北朝鮮、核魚雷「ヘイル」を東海で実験

Posted January. 20, 2024 08:11,   

Updated January. 20, 2024 08:11

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北朝鮮が19日、核弾頭を搭載して水中で爆発させることで韓国軍の港湾などを攻撃できると主張する水中戦略兵器「ヘイル」を実験したことを明らかにした。昨年4月のヘイル実験の発表から9ヵ月ぶり。北朝鮮は今回の実験が、韓米日が米原子力空母「カール・ビンソン」など9隻の艦艇を動員して15~17日、済州(チェジュ)公海上で史上最大規模で実施した海上訓練に対する措置だと主張した。

北朝鮮の国営メディア、朝鮮中央通信は同日、国防省報道官名義の談話を発表し、「米国と日本、韓国が挑発的な軍事訓練に熱を上げている。わが国の安全を深刻に脅かす行為」とし、「対応措置として開発中の水中核兵器システム『ヘイル5-23』の重要実験を朝鮮の東海(トンへ・日本海)水域で行った」と報じた。そして、「米国と同盟国(韓日)の海軍の軍事的敵対行為を抑止するための海上および海底での対応行動は続くだろう」とし、さらなる挑発を予告した。

北朝鮮が、「超強力な放射能津波を起こし、敵の艦船集団と主要作戦港を破壊することができる」と主張してきたヘイルは、昨年3、4月に3回発射され、「ヘイル」「ヘイル1」「ヘイル2」と命名された。今回は「ヘイル5-23」と明らかにした。爆発威力と潜航射程距離、奇襲力を大幅に改善したとみられている。性能を大幅に向上させた核魚雷で米原子力空母を攻撃できると威嚇したのだ。


孫孝珠 hjson@donga.com