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「奉俊昊、朴賛郁監督のおかげで韓国の名前に誇り」、イ・ソンジン監督「ソニー・リー」を捨てて本名使用

「奉俊昊、朴賛郁監督のおかげで韓国の名前に誇り」、イ・ソンジン監督「ソニー・リー」を捨てて本名使用

Posted January. 17, 2024 08:24,   

Updated January. 17, 2024 08:24

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「私も米国名ではなく、イ・ソンジンという韓国名に誇りを感じなければならないと思った」

ネットフリックスのドラマ「BEEF」の脚本を書き、演出、制作まで担当したイ・ソンジン監督(43)は昨年8月、ソウル国際放送映像マーケット(BCWW)で、「米国人が奉俊昊(ボン・ジュンホ)、朴賛郁(パク・チャンウク)監督の名前を呼ぶ時、少しでも発音を正確にしようと努力する姿が印象的だった」と話した。映画「パラサイト」(2019年)で米アカデミー作品賞と監督賞を受賞した奉監督の活躍を機に、韓国人としてのアイデンティティに自信を持つようになったということだ。

イ氏は韓国で生まれ、生後9ヵ月の時に米国に渡った。韓国に戻り、小学校3~5年生まで過ごした後、再び米国に行った。米国人は「イ・ソンジン(Lee Sung Jin)」という韓国語を正しく発音できなかった。そのため、イ氏は宿題を出す際に「ソニー・リー(Sonny Lee)」という英語名を使った。米ペンシルベニア大学経済学科を2003年に卒業し、08年、米ウォルトディズニー系列のケーブルチャンネルFXXのドラマ「フィラデルフィアは今日も晴れ」に脚本家として参加した時も英語名を使用した。しかし、19年「トゥカ&バーティー」の脚本を書く時から韓国名を使い始めた。

主役のダニー・ジョーを熱演したスティーブン・ヨン氏(41・韓国名ヨン・サンヨプ)も韓国で生まれ、5歳の時に家族と共に米国に渡った韓国系米国人だ。16年に結婚した妻のジョアナ・パク(韓国名パク・ウンギョン)も韓国系米国人。ヨン氏は09年に演劇の舞台に立ち、俳優の道を歩み始めた。ヨン氏は、17年に公開された奉監督の「オクジャ」に出演し、韓国の観客から注目され始めた。その後、18年の李滄東(イ・チャンドン)監督の「バーニング」、韓国系のリー・アイザック・チョン(韓国名チョン・イサク)監督の20年の映画「ミナリ」ですばらしい演技を見せた。

劇中、ダニーの弟ポール・ジョー役のヤング・マジノ、ダニーのいとこのアイザック・ジョー役のデヴィッド・チェも韓国系の俳優だ。助演のエドウィン(ジャスティン・ミン)、ベロニカ(アリサ・キム)、ナオミ(アシュリー・パク)も韓国系の俳優が演じた。劇中、日系の「ジョージ・ナカイ」を演じたジョセフ・リーも、18年のKBS2TVのドラマ「私たちが出会った奇跡」に出演した韓国系の俳優だ。


イ・ホジェ記者 hoho@donga.com