韓国人女性と結婚できない韓国人男性が80万人、原因は30年前の男児選好と少子化
Posted January. 10, 2024 08:05,
Updated January. 10, 2024 08:05
韓国人女性と結婚できない韓国人男性が80万人、原因は30年前の男児選好と少子化.
January. 10, 2024 08:05.
by イ・チョンア記者 clearlee@donga.com.
「1980~90年代に生まれた韓国人男性のうち70~80万人は韓国人女性との結婚が難しいだろう」韓国の出生率低下への警告が日増しに高まっている中、米国の統計学者が韓国は男児選好の余波まで重なり、男女比不均衡が長期的な社会問題として台頭すると予測した。米テキサスA&M州立大学のダドリー・ポストン社会学教授は8日(現地時間)、オンライン学術ジャーナル「コンバセーション」に寄稿したコラムで、「韓国は1980~2010年の男女比の不均衡により、女児より男児が約70~80万人多く生まれた」としてこのように予測した。ダドリー教授によると、一般的に自然状態での出生性比は女児100人に対して男児105~107人だという。米国も2021年の新生児の性比は100人対105人だった。一方、韓国では1950~1980年には正常範囲だったが、1985年には100人対110人に広がった。さらに1990年には男児115人にまで急増した。ダドリー氏は「2010年、性比が正常範囲に戻ったが、すでに男女比不均衡の種がこの時から芽生えていた」と指摘した。男女比不均衡の原因としては、当時の韓国の男児選好と少子化を挙げた。女性1人当たりの出生児数は1960年6人から昨年0.82人まで急速に減少しているが、男児選好が薄くなる速度はこれに追いついていけなかったという分析だ。ダドリー氏は、「これによる独身男性の増加は今後数十年にわたって韓国の社会的弊害になりかねない」と憂慮した。
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「1980~90年代に生まれた韓国人男性のうち70~80万人は韓国人女性との結婚が難しいだろう」
韓国の出生率低下への警告が日増しに高まっている中、米国の統計学者が韓国は男児選好の余波まで重なり、男女比不均衡が長期的な社会問題として台頭すると予測した。
米テキサスA&M州立大学のダドリー・ポストン社会学教授は8日(現地時間)、オンライン学術ジャーナル「コンバセーション」に寄稿したコラムで、「韓国は1980~2010年の男女比の不均衡により、女児より男児が約70~80万人多く生まれた」としてこのように予測した。
ダドリー教授によると、一般的に自然状態での出生性比は女児100人に対して男児105~107人だという。米国も2021年の新生児の性比は100人対105人だった。一方、韓国では1950~1980年には正常範囲だったが、1985年には100人対110人に広がった。さらに1990年には男児115人にまで急増した。ダドリー氏は「2010年、性比が正常範囲に戻ったが、すでに男女比不均衡の種がこの時から芽生えていた」と指摘した。
男女比不均衡の原因としては、当時の韓国の男児選好と少子化を挙げた。女性1人当たりの出生児数は1960年6人から昨年0.82人まで急速に減少しているが、男児選好が薄くなる速度はこれに追いついていけなかったという分析だ。
ダドリー氏は、「これによる独身男性の増加は今後数十年にわたって韓国の社会的弊害になりかねない」と憂慮した。
イ・チョンア記者 clearlee@donga.com
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