2023出版界のキーワードは「チャットGPT」「戦争」「癒し」
Posted December. 23, 2023 08:13,
Updated December. 23, 2023 08:13
2023出版界のキーワードは「チャットGPT」「戦争」「癒し」.
December. 23, 2023 08:13.
by 柳原模 onemore@donga.com.
「人工知能(AI)」「戦争」「癒し」…。「今年の本」には含まれなかったが、東亜(トンア)日報の「今年の本」選定委員が1票以上ずつを入れた本には2023年の一年を説明するキーワードが溶け込んでいる。政治、経済、社会など全分野で楽観論と悲観論が激しく対立する時期だったことから、過去を分析し教訓と方向を模索する著作が多数含まれているのも目につく。チャットGPTをはじめとするAI開発が話題となっている中、科学書籍が多くの推薦を受けた。科学者である著者がチャットGPTと対話した内容をまとめた「チャットGPTに尋ねる人類の未来」(キム・デシク、チャットGPT著、東アジア)はじめ、「朝鮮時代の半導体」とされるコウゾを分析した「職人とコウゾが共に作った歴史、朝鮮の科学技術史」(イ・ジョン著、青い歴史)が挙げられた。民音社のパク・サンジュン代表は「曲がった時代」(ナム・ヨン著、クンリ)を推薦し、「驚くべき科学的発見の関連性を『ジーンとくる』科学人物列伝を紡ぎ出した。『一時代の評伝』として古典になる本だ」と話した。科学教養書「空と風と星と人間」(キム・サンウク著、パダ出版社)、「私たちの宇宙の最初の瞬間」(ダン・フーパー著、ヘナム)も推薦を受けた。長引くロシアのウクライナ侵攻、「ストロングマン」指導者たちの台頭、虚偽情報の氾濫など世界的な各種危機的現象を反映した本も多かった。「イーロン・マスク」(ウォルター・アイザックソン著、21世紀ブックス)、小説「プーチンを殺す完璧な方法」(キム・ジンミョン著、イタブックス)が挙げられた。ユユ出版社のチョ・ソンウン代表は「全斗煥の最後の33年」(チョン・アウン著、サイドウェイ)を推薦し「独裁者がどのように権力を手にして、まともに天寿を全うして死んだのかに関する人文学的な視点が目立つ秀作」と話した。本を探す大きな理由の一つは癒しだろう。慶熙(キョンヒ)大学史学科のカン・インウク教授は「40歳で読むショッペンハウアー」(カン・ヨンス著、ユノブックス)について、「絶望の底から幸せを探す彼の哲学が心に響くだろう」と話した。青少年小説作家が日記の効能と価値に着目した「ある日日記を書き始めた」(イ・ギョンヘ著、ボリ出版社)と性善説を科学的に後押しする「何が私たちを優しくさせるのか」(ステファニー・プレストン著、アレ)、エッセイ「娘が崩れていた」(キム・ヒョナ著、創作と批評)も挙げられた。
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「人工知能(AI)」「戦争」「癒し」…。
「今年の本」には含まれなかったが、東亜(トンア)日報の「今年の本」選定委員が1票以上ずつを入れた本には2023年の一年を説明するキーワードが溶け込んでいる。政治、経済、社会など全分野で楽観論と悲観論が激しく対立する時期だったことから、過去を分析し教訓と方向を模索する著作が多数含まれているのも目につく。
チャットGPTをはじめとするAI開発が話題となっている中、科学書籍が多くの推薦を受けた。科学者である著者がチャットGPTと対話した内容をまとめた「チャットGPTに尋ねる人類の未来」(キム・デシク、チャットGPT著、東アジア)はじめ、「朝鮮時代の半導体」とされるコウゾを分析した「職人とコウゾが共に作った歴史、朝鮮の科学技術史」(イ・ジョン著、青い歴史)が挙げられた。
民音社のパク・サンジュン代表は「曲がった時代」(ナム・ヨン著、クンリ)を推薦し、「驚くべき科学的発見の関連性を『ジーンとくる』科学人物列伝を紡ぎ出した。『一時代の評伝』として古典になる本だ」と話した。科学教養書「空と風と星と人間」(キム・サンウク著、パダ出版社)、「私たちの宇宙の最初の瞬間」(ダン・フーパー著、ヘナム)も推薦を受けた。
長引くロシアのウクライナ侵攻、「ストロングマン」指導者たちの台頭、虚偽情報の氾濫など世界的な各種危機的現象を反映した本も多かった。「イーロン・マスク」(ウォルター・アイザックソン著、21世紀ブックス)、小説「プーチンを殺す完璧な方法」(キム・ジンミョン著、イタブックス)が挙げられた。ユユ出版社のチョ・ソンウン代表は「全斗煥の最後の33年」(チョン・アウン著、サイドウェイ)を推薦し「独裁者がどのように権力を手にして、まともに天寿を全うして死んだのかに関する人文学的な視点が目立つ秀作」と話した。
本を探す大きな理由の一つは癒しだろう。慶熙(キョンヒ)大学史学科のカン・インウク教授は「40歳で読むショッペンハウアー」(カン・ヨンス著、ユノブックス)について、「絶望の底から幸せを探す彼の哲学が心に響くだろう」と話した。青少年小説作家が日記の効能と価値に着目した「ある日日記を書き始めた」(イ・ギョンヘ著、ボリ出版社)と性善説を科学的に後押しする「何が私たちを優しくさせるのか」(ステファニー・プレストン著、アレ)、エッセイ「娘が崩れていた」(キム・ヒョナ著、創作と批評)も挙げられた。
柳原模 onemore@donga.com
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