核危機の際に韓米首脳が随時連絡可能に
Posted December. 18, 2023 08:43,
Updated December. 18, 2023 08:43
核危機の際に韓米首脳が随時連絡可能に.
December. 18, 2023 08:43.
by ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com.
「韓米首脳が問題状況に備えて随時連絡できる携帯機器がすでに伝えられた」金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長は15日(現地時間)、第2回核協議グループ(NCG)会議後、記者会見で、北朝鮮の核危機の際、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領とバイデン米大統領が24時間いつでも連絡できる「ホットライン」を構築したと明らかにした。金氏は、「携帯機器は核専用か」という質問に「そうだ」と答えた。既存の韓米緊急通信システムのほか、核協議のための別の携帯機器が伝えられたという意味とみられる。金氏は、「電磁波攻撃があってもこの携帯機器を保護し、危機的状況でも問題なく通話できるよう補完していく」と説明した。米大統領はどこでも核兵器の発射命令を下せる通信機器「核のカバン(nuclear football)」を持っている。米大統領が執務室や官邸を離れる時は、軍事補佐官が重さ20キロの核のカバンを持って大統領に随行する。核のカバンの中には核兵器発射のための認証コードと通信機器、発射手続きに関する情報が入っている。金氏が紹介した首脳間の緊急通信のためのホットラインは、核のカバンとは異なる通信機器で、北大西洋条約機構(NATO)が使用する装備と類似する可能性があるとみられている。ロシアの核攻撃などに対応するための核計画グループ(NPG)を稼動するNATOは、24時間運営される首脳間ホットラインが構築されているという。このホットラインには、首脳たちが移動中でも使用できる暗号化されたセキュリティ衛星通信やインターネット通信などの携帯機器が含まれている。音声通話のほか、テキストやデータ転送、映像通信も可能だ。
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「韓米首脳が問題状況に備えて随時連絡できる携帯機器がすでに伝えられた」
金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長は15日(現地時間)、第2回核協議グループ(NCG)会議後、記者会見で、北朝鮮の核危機の際、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領とバイデン米大統領が24時間いつでも連絡できる「ホットライン」を構築したと明らかにした。金氏は、「携帯機器は核専用か」という質問に「そうだ」と答えた。既存の韓米緊急通信システムのほか、核協議のための別の携帯機器が伝えられたという意味とみられる。金氏は、「電磁波攻撃があってもこの携帯機器を保護し、危機的状況でも問題なく通話できるよう補完していく」と説明した。
米大統領はどこでも核兵器の発射命令を下せる通信機器「核のカバン(nuclear football)」を持っている。米大統領が執務室や官邸を離れる時は、軍事補佐官が重さ20キロの核のカバンを持って大統領に随行する。核のカバンの中には核兵器発射のための認証コードと通信機器、発射手続きに関する情報が入っている。
金氏が紹介した首脳間の緊急通信のためのホットラインは、核のカバンとは異なる通信機器で、北大西洋条約機構(NATO)が使用する装備と類似する可能性があるとみられている。ロシアの核攻撃などに対応するための核計画グループ(NPG)を稼動するNATOは、24時間運営される首脳間ホットラインが構築されているという。このホットラインには、首脳たちが移動中でも使用できる暗号化されたセキュリティ衛星通信やインターネット通信などの携帯機器が含まれている。音声通話のほか、テキストやデータ転送、映像通信も可能だ。
ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com
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