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政府「尿素は4ヵ月9日分を確保」、今日初の閣僚級サプライチェーン会議

政府「尿素は4ヵ月9日分を確保」、今日初の閣僚級サプライチェーン会議

Posted December. 11, 2023 08:45,   

Updated December. 11, 2023 08:45

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中国の尿素輸出の暫定中断で品薄の懸念が高まっている中、第3国との追加購入契約を通じて現在まで確保した尿素の物量は、約4ヵ月9日分であることが分かった。政府は、「経済安保のサプライチェーンをめぐる関係閣僚会議」を初めて開き、対策について議論する。

産業通商資源部の張瑛眞(チャン・ヨンジン)第1次官は10日、ソウル陽川区(ヤンチョング)のガソリンスタンドを訪問し、尿素水の在庫および販売状況について点検し、「尿素の国内在庫および中国外の契約物量で4ヵ月9日分が確保されている」と話した。張次官は、「全国の大半の約97%のガソリンスタンドで、尿素水が正常に販売されている」とし、「品切れのガソリンスタンドに対しては、速かに尿素水の在庫を供給する案を推進する」と付け加えた。

今月6日、政府は韓国国内の尿素の確保物量は約3ヵ月20日分だと明らかにした。4日ぶりに確保物量が19日分さらに増えたのだ。業界によると、国内メーカーが最近、ベトナムから産業用尿素5000トンを輸入する契約を新たに交わした。

政府は、尿素だけでなく、リン酸アンモニウムやガリウム、ゲルマニウム、黒鉛など需給リスクの発生可能性が高い品目を集中的に管理する方針だ。企画財政部によると、関係省庁の閣僚らは11日、初会議を開き、サプライチェーンリスク品目の需給状況と今後の対策について話し合う。最近、中国は、化学肥料の主原料であるリン酸アンモニウムの輸出を中止することにしたという。これに先立って、8月にガリウムとゲルマニウムを輸出統制したのに続き、10月は黒鉛を統制リストに追加した。

「経済安保のためのサプライチェーンの安定化支援基本法(サプライチェーン基本法)」の後続措置の推進計画も、今回の会議で議論される予定だ。サプライチェーン基本法は、8日開かれた国会本会議で可決された。同法は、サプライチェーン安定化基本計画を3年ごとに策定し、サプライチェーンのリスクを事前に点検するようにしている。基金を造成し、企業の原材料の輸入国の多角化などを支援する内容も含まれている。


世宗市=キム・ヒョンミン記者 kalssam35@donga.com