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テスラがサイバートラックの納車開始、「8000万ウォンは高い」という評価で株価急落

テスラがサイバートラックの納車開始、「8000万ウォンは高い」という評価で株価急落

Posted December. 02, 2023 08:40,   

Updated December. 02, 2023 08:40

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テスラが、SF映画に出てきそうな電気で走るピックアップトラック「サイバートラック」(写真)の納車を開始した。試作品の公開から4年ぶりのことだ。期待を集めていた初のEVピックアップトラックの発売だったが、最低価格のモデルが8000万ウォンに迫り、「高い」という評価が出て株価が下落した。

テスラがサイバートラックのモデル3種の公式発売を発表した先月30日(現地時間)、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、米テキサス州オースティンのテスラ本社で事前注文客へのサイバートラックの引渡し式を行った。引き渡しの式典は、マスク氏が所有するソーシャルメディア「X」(旧ツイッター)で生中継された。

同日、黒い上着とパンツに黒い革ジャケットを着たマスク氏は、ロック音楽が流れる会場の観客の間にサイバートラックを運転して登場した。トラックから降りたマスク氏は、「トラックよりトラックらしく、スポーツカーよりスポーツカーらしい車だ」とし、「未来はこのような形をしている」と紹介した。

多面体のように角ばったサイバートラックについて、米紙ニューヨークタイムズは、「月面着陸船のようだ」と報じた。防弾機能を備えたステンレススチールを車体に採用した。しかし、車体の製作と溶接が困難で生産コストが上昇し、量産も容易ではないという見通しだ。

モデルの3種の中で最も安く、今注文すれば2025年からもらえる後輪駆動モデルの価格は6万990ドル(約8000万ウォン)から始まる。節約される燃料費と政府補助金などを考慮した実質的な購買価格は4万9890ドル(約6500万ウォン)になると、テスラは見ている。

後輪駆動モデルの価格は、2019年11月の試作品公開当時にマスク氏が明らかにした予想価格の4万ドルより約1.5倍高い。テスラの株価は同日、ニューヨーク証券市場で1.66%下落した1株=240.08ドルで取引を終えた。ブルームバーグ通信は、「予想より高くて、遅れて引き渡される。サイバートラックのせいでテスラが捨てられる可能性がある」と指摘した。


イ・ジユン記者 asap@donga.com