ゲリット・コール(33)が米大リーグデビュー11年ぶりにサイ・ヤング賞を受賞した。コールは米野球記者協会(BBWAA)が16日公開したアメリカンリーグのサイ・ヤング賞投票で1位票30票を全て獲得する満票で、今年ア・リーグ最優秀投手に認められた。コールは今季15勝(3位)4敗、防御率2.63(1位)、222奪三振(3位)を記録した。
コールはメジャーデビューを果たした2013年以降、今年まで計145勝(75敗)を記録した。同期間、コールより勝利が多い投手はマックス・シャーザー(39、テキサス・れんじゃーズ、162勝)とクレイトン・カーショー(35、ロサンゼルス・ドジャース、149勝)の2人だけだ。同期間、コール(2152個)より奪三振の多い投手もシャーザー(2538個)しかいない。しかし、シャーザーが3回、カーショーが2回サイ・ヤング賞を受賞する間、コールは記者団投票で1位になったことがない。2度の2位を含め、5位内に計5度名を連ねただけだ。
ピッツバーグ・パイレーツ(2013~2017年)、ヒューストン・アストロズ(2018、2019年)を経て、2020年から幼い頃に応援したニューヨーク・ヤンキースでプレーしているコールは、「幼い頃からヤンキースのユニホームを着てサイ・ヤング賞を受賞する夢を見た。今日ついに夢を叶えた」と話した。ヤンキース投手がサイ・ヤング賞を受賞したのは2001年のロジャー・クレメンズ(61)以来22年ぶりのこと。
ナショナルリーグのサイ・ヤング賞は、金河成(キム・ハソン=28)のサンディエゴ・パドレスの同僚、ブレーク・スネル(31)が授与された。スネルは1位票30枚のうち28枚を獲得した。スネルは今季14勝(5位タイ)9敗、防御率2.25(1位)、234奪三振(2位)を記録した。タンパベイ・レイズ時代の2018年、ア・リーグ・サイヤング賞を受賞したことのあるスネルは、両大リーグで同賞を受賞した7人目の投手になった。
黃奎引 kini@donga.com