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「新世代がゲームの客に…」G-STAR初日から人出でにぎわう

「新世代がゲームの客に…」G-STAR初日から人出でにぎわう

Posted November. 17, 2023 08:46,   

Updated November. 17, 2023 08:46

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16日、釜山海雲台区(プサン・ヘウンデグ)のベクスコで開幕した韓国国内最大のゲームショー「G-STAR2023」は、午前から観覧客でにぎわった。ゲームの実演区域の前には、「120分の待ち時間が予想される」という立て札が設置されたりもした。42ヵ国から1037社が参加した今年のG-STARでは、史上最大規模の3328個のブースが設けられた。

19日は世界最大のeスポーツ大会「リーグオブレジェンドワールドチャンピオンシップ(ロールドカップ)」の決勝戦が、ソウル高尺(コチョク)ドームで開かれる。韓国と中国代表チームが対戦する。ソウルと釜山の2大都市でゲームの熱気が高まっている。

●史上最大規模のG-STAR、人出でにぎわう

NCソフトは8年ぶりにG-STARに参加し、参加社の中で最大規模の200のブースを運営し、新作7種を公開した。特に乱闘型対戦アクション「バトルクラッシュ」、収集型役割遂行ゲーム(RPG)「BSS」、オープンワールドシューティングゲーム「LLL」などの人気が高かった。この日、NCソフトのブースには、NCソフトの金澤辰(キム・テクジン)代表が事前予告なしに訪れ、人出が集まったりもした。金代表は、「新しい世代がゲームの客として入ってきており、サブカルチャーなど疎外されていたジャンルがメインに変わる様子が見える」と話した。

スマイルゲートの系列会社・スマイルゲートRPGも、9年ぶりに展示空間を設け、「ロストアークモバイル」のコンテンツ体験ゾーンとメディア館を披露した。ロストアークとは、昨年、グローバル最大同時接続者数で132万人を記録した多重接続役割遂行ゲーム(MMORPG)だ。

グーグルプレイも、3年ぶりに「クロスプラットフォーム」をテーマに展示ブースを設けた。グーグルプレイの関係者は、「モバイルおよびパソコンを行き来するクロスプラットフォームは、グローバルゲーミング市場の話題となっている」とし、「多様なジャンルの開発会社の多様なクロスプラットフォームプレイを見せようと企画した」と話した。

この日、G-STARを訪れた会社員のハン・イェウン氏(28)は、「好きなゲームのモバイルバージョンが出ると言われていたので、会社で年次休暇を取って慶尚北道安東(キョンサンブクド・アンドン)から来た」と伝えた。

G-STARの主要付属行事に挙げられるG-STARカンファレンス(G-CON・ジーコン)で、ネイバークラウドセンターのハ・ジョンウ・センター長は、人工知能(AI)の活用性について説明した。ハ・センター長は、「ストーリーテリングをするためのアイデアからクエストの生成、音楽作曲など、多様なゲームの製作分野で生成型AIの支援を受けることができる」と話した。一部の講演は、300人余りが座れる会場に400人以上の人が集まり、床に座っている聴衆も目についた。

●「ロールドカップ」を控えてソウルでもゲームの熱気が高まる

ソウル光化門(クァンファムン)広場でも、16日から4日間、グローバルゲーム会社ライアットゲームズが、ロールドカップのイベント会場を作った。この日、雨が降る悪天候にもかかわらず、世宗(セジョン)大王銅像の後ろに用意された高さ15メートルのリーグオブレジェンドのキャラクター「ティモ」の前で認証写真を撮ろうとする観覧客が後を絶たなかった。メルセデス・ベンツやコカコーラなど、ロールドカップを後援するグローバル企業も展示館を設けた。

光化門広場の文化行事の最終日であり、韓国チームのT1と中国チームの微博ゲーミングが決勝で対戦する19日は大型スクリーンを設置し、街頭応援戦も行う予定だ。ソウル市は決勝当日、約1万5000人の韓国内外のゲームファンが光化門広場を訪れるものと予想している。T1を含む韓国チームは、2011年から毎年開かれたロールドカップで計7回優勝している。


釜山=キム・ハギョン記者、チ・ミング記者 whatsup@donga.com