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医学部を1000人増やせばSKYの半分が合格

医学部を1000人増やせばSKYの半分が合格

Posted October. 24, 2023 08:42,   

Updated October. 24, 2023 08:42

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医学部の定員が今より1000人増えれば、医学部に合格できる大学修学能力試験(修能)の合格ライン(国語、数学、探求の3科目の点数合計)が2.4点下落するだろうという分析が出た。これはソウル大学や高麗(コリョ)大学、延世(ヨンセ)大学の自然系列学科に合格できる点数で医学部に入れるようになることを意味する。上位圏生徒たちの医学部志望が集中し、「理工系ブラックホール」現象が深刻化するだろう、という懸念が出ている。

23日、鍾路(チョンノ)学院が大学入試情報ポータル「どこ行くの」に公開された2023学年度の全国医学部合格生上位70%のカットを基準に、医学部定員が1000人増えた時の合格ラインを試算した。それによると、医学部定員が1000人増えれば、修能の国語・数学・探求の平均点数は、現在95.3点から94.5点へと0.8点下がるものと予想される。これは最上位圏の生徒が皆医学部を志願すると想定し、1000番目の生徒の平均点数を合格下限線と見たものだ。3科目の平均ではなく、それぞれの点数を合計すれば、計2.4点下落する。

医学部の合格ラインが下がれば、いわゆるソウル大学や高麗大学、延世大学の自然系に進学する生徒の多くが医学部に集まる可能性がある。現在、この3大学の理工系学科は計91学科だ。このうち医学部志願が可能な点数の学科は26学科(28.6%)だ。医学部定員が1000人拡大すれば、医学部志願圏の学科は44校(48.4%)に増える。ソウル大学や高麗大学、延世大学の理工系に入学する生徒2人に1人は、医学部に進学できるという話だ。いわゆる「西・成・漢」と呼ばれる成均館(ソンギュングァン)大学や西江(ソガン)大学、漢陽(ハンヤン)大学も、医学部の定員が1000人増えれば、医学部志願圏の学科は現在の3つから6つに増えるという見通しが出ている。「西・成・漢」全体の自然系学科45学科の13.3%だ。

医学部の定員が3000人増えると想定すれば、ソウル大学や高麗大学、延世大学の自然系学科の80.2%が医学部に志願できると推定された。医学部の合格ラインは、国・数・探の平均が93.5点でさらに下がり、3科目点数の合計は計5.4点下落する。鍾路学院のイム・ソンホ代表は、「医学部の定員が増えれば、上位圏大学を中心に生徒たちが自然系から医薬系に連続的に移動することになるだろう」と説明した。


チェ・フンジン記者 choigiza@donga.com