与党「小規模事業者予算５兆ウォンを増額」、政府も共感

与党「国民の力」の第２期指導部が、国政監査終了後に始まる来年度予算案審査で、現在５兆ウォン規模の小規模事業者予算を増額することを検討している。予算案を編成した政府も、与党の民生予算拡充方針に共感したという。

同党指導部関係者は１８日、「緊急性の低い予算を減らし、民生予算を増やす案を検討している」とし、「特に、自営業者、小規模事業者関連予算を中心に検討している」と話した。予算の再調整対象には、執行率が低い事業などが挙げられる。別の指導部関係者も、「民生経済と実体経済が困難な時に必要な予算を増やすのが与党の役割」と強調した。中小ベンチャー企業部の来年度予算案には、小規模事業者の育成や政策資金支援などに４兆９８８２億ウォンが編成された。

政府の緊縮財政を支えてきた与党が民生予算の拡充を検討するのは、ソウル江西（カンソ）区長選挙で冷え込んだ民心を確認したためという分析が党内で出ている。選挙遊説に参加したある議員は、「市場の商人から苦しいという訴えを多く聞いた」と話した。

３１日に予定されている尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の予算案に関する施政方針演説にも関連内容が盛り込まれるという。与党関係者は、「施政方針演説が民生に関するメッセージが出る良い機会になるだろう」と話した。


崔惠? herstory@donga.com