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酔っぱらいの航空機パイロット、1ヵ月間で7人が基準値超過

酔っぱらいの航空機パイロット、1ヵ月間で7人が基準値超過

Posted October. 09, 2023 08:24,   

Updated October. 09, 2023 08:24


コロナ禍で中断されていた航空従事者に対するアルコール検査が再開されると、1ヵ月間で操縦士7人を含め30人が基準値を超過していることが発覚していた。

8日、国会国土交通委員会所属の最大野党「共にに民主党」の朴商赫(パク・サンヒョク)議員室を通じて入手した資料によると、9月の1ヵ月間、操縦士と客室乗務員、整備士の計30人がアルコール検査で基準値超過が判明したという。1日に1人の割合だ。

職種別では、機長と副機長など運航乗務員が7人、客室乗務員が19人、整備士が4人などだった。大韓(テハン)航空が11人で最も多く、ティーウェイ航空が7人、済州(チェジュ)航空が6人、イースター航空が3人だった。ジンエアーとアシアナ航空、エア仁川(インチョン)は1人ずつだ。特に2人は、飲酒運転の免許取り消し水準である血中アルコール濃度が0.08%を越えた。入社数ヵ月足らずの新米から、勤続期間が27年のベテランもいた。

操縦士と乗務員などの航空従事者は、飛行・勤務開始前に事業所に設置された飲酒有無の検査をしなければならない。航空機の運航などで、飲酒による事故は大きな人命被害につながりかねないからだ。アルコール検査を通らなければ直ちに勤務から除外される。航空会社の内部規定により処分も受ける。

航空会社は2019年から、航空従事者全員を対象にアルコール検査査を実施したが、新型コロナの拡散で2020年に中断した。国土交通部は先月1日、アルコール検査の義務付けを再開した。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com