与党「国民の力」の尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表(写真)は20日、国会交渉団体代表演説で、「野党が『違法ストライキ助長法』、『民主労総防弾法』である『黄色い封筒法』を強行し、巨大労組を絶対権力化しようとしている」と述べた。また、「野党は公平性と独立性に逆行する放送法を押し進めている」とし、「必要な法なら政権を握った5年間、なぜしなかったのか」と迫った。最大野党「共に民主党」の朴洸瑥(パク・グァンオン)院内代表が18日に交渉団体代表演説で21日に単独処理を予告した争点法案に反対する考えを明らかにしたのだ。
尹大統領は同日の演説で、野党の「立法暴走」の原因として「ファンダム政治」を指摘した。尹大統領は、「熱烈な支持層に寄り添うファンダム政治とこれによる極端な対立構図が民主主義崩壊の根底にある」とし、「反対のための反対が日常化し、多数党の立法暴走が常態化している」と指摘した。尹大統領は、監査院が最近、文在寅(ムン・ジェイン)政権の統計操作を発表したことについては、「前政権は政策を修正する代わりに統計を操作した」とし、「想像もつかない国紀紊乱(びんらん)行為」と批判した。
民主党の李素永(イ・ソヨン)院内報道担当は、「野党と前政権のせいにして演説を始めるとは思わなかった」とし、「反省と省察はおろか、ことごとく他人のせいにする姿は衝撃的だ」と反論した。
金埈馹 jikim@donga.com