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トルコがテスラ工場誘致合戦に参戦

Posted September. 20, 2023 09:26,   

Updated September. 20, 2023 09:26


世界各国の首脳がテスラ工場の誘致のために、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)との面談を要請している。マスク氏が今年末までに、テスラの第8工場をどこに建設するかを決めると明らかにすると、型破りの条件などを掲げて求愛に乗り出している。

マスク氏は17日、米ニューヨークの国連本部の向かい側にあるトルコハウスで、トルコのエルドアン大統領に会った。国連総会への出席のためニューヨークを訪れたエルドアン大統領が、面談を要請したことによるものだ。

トルコ大統領室によると、エルドアン大統領は同日、約45分間行われた面談で、マスク氏にテスラ工場をトルコに建設するよう要請した。また、スペースXの衛星通信サービス「スターリンク」のトルコへの導入および人工知能(AI)分野での協力についても話し合った。

これに先立って、インドのナレンドラ・モディ首相も、今年6月、米国を国賓訪問した際、ニューヨークでマスク氏に会い、テスラ工場の誘致のための関税引き下げのような型破りの提案をしたという。サウジアラビアも、電気自動車バッテリーの主要鉱物のコバルトの供給を名分に、テスラ工場の誘致に乗り出したと、米紙ウォールストリートジャーナルが18日報じた。サウジの国富ファンドは、世界のコバルトの70%を供給するコンゴ民主共和国と合弁事業について議論している。ただ、マスク氏は、X(旧ツイッター)で「誤報」と否定した。

一方、マスク氏は、エルドアン大統領に会った席で、元恋人のカナダ人の歌手グライムスとの間に生まれた3歳の息子・Xアッシュエイトウェルブ(別名X)を抱いていた。マスク氏は、先週公開されたグライムスとの第3子のテクノ・メカニクスを含め、計10人の子供がいる。


金玹秀 kimhs@donga.com