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NASA「UFO、地球外から来たという証拠は見つからず」

NASA「UFO、地球外から来たという証拠は見つからず」

Posted September. 16, 2023 08:39,   

Updated September. 16, 2023 08:39

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米航空宇宙局(NASA)が、「未確認異常現象(UAP)と関連して、地球外から来ているという証拠は見つからなかった」と明らかにした。UAPは、米政府機関がUFO(未確認飛行物体)の代わりに使用する用語。

米CNNなどによると、NASAは14日(現地時間)、米ワシントン本部で記者会見を開き、このような内容を盛り込んだ専門家研究チームの報告書を発表した。NASAは史上初めてUFO研究総責任者を任命し、関連調査を続ける方針を明らかにした。専門家16人が参加した33ページの報告書で、「UAPが地球外から来ているという証拠は見つからなかった」としながらも、宇宙生命体の存在可能性そのものは否定しなかった。

研究チームはまた、「高品質の観測が少なく、科学的な結論を導き出すことができない」とし、「先端衛星などのツールと専門知識を持つNASAが将来のデータ収集に貢献しなければならない」と助言した。NASAは、研究チームの勧告通り、民間と協力してより広範囲で信頼できるUAPデータを構築すると明らかにした。NASAのネルソン長官は記者会見で、「UAPについての議論を興味本位のものから、科学的なものに変えることを目標にしている」とし、「データ収集のために人工知能を使用することもできる」と話した。

NASAは同日、国防総省の連絡官で米国立ハリケーンセンターなどで勤務したマーク・マキナニー氏をUFO研究の責任者に任命した。当初、NASAは今回の研究チームメンバーの一部が外部からの脅迫や嫌がらせを受け、新たに任命された責任者も同じことを経験することが懸念されるとし、責任者の身元を公開しなかったが、8時間後に正式発表した。

ネルソン氏は、「何を見つけたとしても皆さんにお伝えする。透明性を確保する」と強調した。昨年6月、UAP関連の内容を知りながら隠蔽しているという論議が起きると、NASAは宇宙飛行士、天体物理学者、宇宙生物学者などで構成された外部専門家研究チームを発足し、1年間研究を行った。


キム・ボラ記者 purple@donga.com