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「孫が欲しい」 日本の親が未婚の子どものためにお見合いパーティー

「孫が欲しい」 日本の親が未婚の子どものためにお見合いパーティー

Posted September. 04, 2023 08:51,   

Updated September. 04, 2023 08:51

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「息子は49歳です。仕事に多くの時間を費やして、恋愛に興味を持てませんでした。孫が欲しいので、親である私たちが代わりにここに来ました」

今年7月、大阪府堺市にある堺商工会議所の会議室。60~80代の親60人余りが、子どものプロフィール写真や説明を書いたアンケートなどを手に、忙しそうにしている。彼らの子どもは30、40代が中心だ。このイベントに参加するために親は1万4千円(約12万6500ウォン)支払った。

米CNNは2日、日本のこのような「お見合い」パーティーを報道し、生活費の上昇、長年のデフレ、厳しい労働環境、女性が家事と育児を担わなければならないという社会的圧力、発達したコンビニ文化など独身者に便利な生活環境などの影響で、結婚して子どもを持つ日本人が大幅に減少していると伝えた。そのため、孫を見る可能性が低くなったことを懸念する親たちが、直接子どものお見合いに参加していると付け加えた。

この場には20、30代の女性を嫁に迎えようとする40代男性の親が多かったと、CNNは伝えた。しかし、成功率は高くない。主催者によると、このような過程を経て実際の結婚に至る割合は1割程度にすぎないという。ある親は、「40歳の息子のために10人の親と息子のプロフィールを交換したが、収穫がない」と打ち明けた。

2021年の日本の婚姻届件数は50万1116件で、戦後最低を記録した。昨年の合計特殊出生率も1.3人にとどまった。約1億3千万人の日本の人口を維持するには少なくとも2.1人の出生率が必要だが、これより大幅に低い。

問題は、日本人の結婚願望自体が減少したわけではないという点にある。昨年の国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、未婚者の8割は「結婚したい」と答えた。しかし、同様のお見合いイベントを複数回開催してきた宮越法子さんは、「日本では女性が子どもを産み育て、男性は家の外で働かなければならないという深い信念がある」とし、若い女性が結婚を忌避する風潮も強いと話した。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com