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尹大統領、放送通信委員長に李東官氏を任命

尹大統領、放送通信委員長に李東官氏を任命

Posted August. 26, 2023 09:16,   

Updated August. 26, 2023 09:16

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が25日、李東官(イ・ドングァン)放送通信委員長の任命を裁可し、任命状を授与した。先月28日に大統領対外協力特別補佐官だった李氏を放送通信委員長に指名してから29日が経った。28日に就任式が行われ、李氏は公式業務に入り、公共放送のバランス性の確保、大型ポータルサイトの地位乱用問題の改善に焦点を当てるという。

尹大統領は同日午後3時、龍山(ヨンサン)大統領室で李氏に任命状を授与し、記念撮影を行った。大統領室関係者は、「金孝在(キム・ヒョジェ)放送委員長職務代理の任期が23日に満了するため、業務の空白を最小限に抑えるために放送委員長の任命にスピードを上げた」とし、「法に則って手続き通りに行われた」と強調した。

尹大統領は22日、国会に人事聴聞報告書の再送付を要請したが、再送付期限である24日になっても報告書の採択が行われなかったため、人事聴聞会法で任命が可能となった25日、直ちに李氏を任命した。与野党の合意による人事聴聞会報告書の採択なしに長官級人事が任命された16人目の事例だ。

李氏は28日の就任式後、すぐに全体会議を招集し、公共放送理事会の補欠理事の任命など主要議案を議決するという。KBS理事会とMBCの大株主である放送文化振興会の構図が与党優位に再編された中、李氏は公共放送の経営陣の交代にも力を入れるとみられている。前政権で任命された韓相赫(ハン・サンヒョク)前委員長は閣議出席の対象から除外されたが、李氏は9日に開かれる閣議にも出席する予定だ。

最大野党「共に民主党」の金翰奎(キム・ハンギュ)院内報道官は同日、「尹大統領がついに李候補を放送通信委員長に任命した」とし、「政権を賛美する放送とメディアを作りたかった尹大統領の本音が明らかになった」と批判した。科学技術情報放送通信委員会所属の同党の議員たちも、「多くの疑惑に対する最小限の解消もなく、人事聴聞会報告書を採択せずに一方的に任命された李氏を拒否する。放送通信委員長として認められない」と反発した。


張寬錫 jks@donga.com