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「地球13周」28年間無事故航海記録、潜水艦「朴葳」

「地球13周」28年間無事故航海記録、潜水艦「朴葳」

Posted August. 22, 2023 08:40,   

Updated August. 22, 2023 08:40


韓国海軍の張保皐(チャン・ボゴ)級潜水艦「朴葳(パク・ウィ)」(1200トン)が、30万マイル(約55万5600キロ)の無事故安全航海記録を達成した。海軍潜水艦司令部は21日、慶尚南道昌原市鎮海区(キョンサンナムド・チャンウォンシ・チンヘク)の部隊でキム・スングォン第92潜水艦戦隊長(大領)の主宰で記念式を開催したと明らかにした。

30万マイルは、1994年9月9日の部隊創設日から2023年5月7日までの28年間に朴葳が航海した距離で、地球を約13周した距離に相当すると海軍は伝えた。

朴葳は、大宇(テウ)造船海洋(現ハンファオーシャン)で建造された張保皐級潜水艦4番艦で、1994年5月21日に進水し、95年8月31日に就役した。潜水艦の名称は、高麗末期に紅巾賊と倭寇の侵略を撃退した朴葳将軍に由来する。朴葳将軍は1389年、慶尚道の都巡問使として約100隻の戦艦を率いて対馬を征伐した。

韓国潜水艦のうち30万マイルの無事故航海は、2019年10月の同級の張保皐に続いて2番目。海軍関係者は、「張保皐はドイツ現地企業で建造したが、朴葳は国内で建造した潜水艦という点で、国内の潜水艦の建造と整備技術の優秀性を証明した」と強調した。

朴葳は、韓国海軍潜水艦として初めて1997年にフィリピン南部海域で行われた合同演習「キーノート-Ⅳ」に参加し、2000年と2018年には米国主導の多国籍連合海上訓練である環太平洋合同演習(RIMPAC)に参加した。特に、2000年の環太平洋合同演習参加当時、朴葳は仮想で行われた自由攻防戦で、11隻の艦艇を撃沈し、韓国海軍の優れた作戦遂行能力を誇示した。当時、演習終了まで一度も攻撃を受けずに唯一生存した記録も残した。韓国海軍が運用中の張保皐級潜水艦は、朴葳を含め9隻。

パク・ギュタク朴葳艦長(中領)は、「『100回潜航すれば100回浮上する』という安全信条と完璧な決戦態勢を基に、深い海中で韓国の海洋主権を死守する潜水艦部隊の使命を堅持していく」と話した。


尹相虎 ysh1005@donga.com