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夜も30度を超える「超熱帯夜」、25年間で猛暑日の日数が2倍に

夜も30度を超える「超熱帯夜」、25年間で猛暑日の日数が2倍に

Posted August. 04, 2023 08:19,   

Updated August. 04, 2023 08:19

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連日猛暑が冷えない中、江原道江陵(カンウォンド・カンルン)で夜の最低気温が30度を超える「超熱帯夜」が現れた。気象庁は3日、昨夜、江陵の夜の最低気温が30.5度を記録したと発表した。気温が下がらなければならない夜も、真昼並みの暑さを見せたのだ。

江陵だけでなく、ソウル(25.9度)、忠清北道清州(チュンチョンブクド・チョンジュ=25.2度)、全羅北道全州(チョンラブクト・チョンジュ=25.7度)、慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン=28.0度)、済州(チェジュ=28.1度)など、全国のほぼすべての地域で熱帯夜が現れた。熱帯夜とは、前日夜(午後6時から翌日午前9時)の最低気温が25度以上の場合を指す。

超熱帯夜が発生した2日、江陵の日中の最高気温は38度に達した。気象庁の関係者は、「普通、一日の気温差は6~8度に収まる傾向がある。高い昼間の気温が続き、夜の気温も下がっていない」と説明した。気象庁によると、台風の影響などで高温多湿な南西風が続けば、夜の気温が30度以下に下がらない「超熱帯夜」の現象が続く見通しだ。

今年のような猛暑は、今後さらに頻繁になる可能性が高い。東亜(トンア)日報が気象庁の1998~2022年の韓国国内の年間猛暑日の日数を分析した結果、韓半島の猛暑日の日数(1日の最高気温が33度以上の日)が過去25年間で約2倍に増加したことが分かった。猛暑日の日数は、1998~2002年の平均7.16日から9.64日(2003~2007年)、9.5日(2008~2012年)、13.66日(2013~2017年)を経て、この5年間で14.86日(2018~2022年)まで増えた。

気象庁は、このままでは60年後(2081~2100年)、韓半島の夏は6カ月に長くなり、猛暑日の日数は全国平均で97日になると予測している。専門家たちは、「猛暑や豪雨など、極端な気候現象が深刻化する中で、対応体系はこれに追いついていない」と指摘した。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com