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三つ子産んだモンゴル人妊婦の病院費、高麗大学病院が支援機関と連携して支援

三つ子産んだモンゴル人妊婦の病院費、高麗大学病院が支援機関と連携して支援

Posted August. 02, 2023 07:50,   

Updated August. 02, 2023 07:50

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早産の危険にさらされていた多文化家庭の妊婦が、高麗(コリョ)大学安山(アンサン)病院の医療スタッフの助けで無事に三つ子を産んだ。病院側は外部の支援機関などと連携し、家庭の事情が厳しいこの家庭に数千万ウォンにのぼる分娩費と診療費を支援する方針だ。

高麗大学安山病院は先月28日、モンゴル国籍の妊娠34週目の妊婦のA氏が、帝王切開手術で三つ子の女児を出産したと1日発表した。出生当時、赤ちゃんたちは体重が2.23~2.38キロで未熟児だったが、新生児の集中治療室に入院して徐々に健康を回復している。

三つ子が未熟児として生まれた場合、分娩費や集中治療室の入院費など数千万ウォンの医療費がかかる。今春、A氏が病院を初めて訪れた時から、医療スタッフは、A氏夫婦が分娩費の支払いが困難であることを知っていたという。ウズベキスタン国籍の夫も健康保険に加入しておらず、経済的に困っていたからだ。しかし、医療スタッフは早産の兆しが見えると、迷わず産婦と三つ子の安全のために出産を助けることに決めた。

手術を執刀した同病院のソン・グァンフプ産婦人科教授は、「産婦と三つ子の健康を最優先に考慮した。子供たちが世の中と出会う特別な瞬間を共にすることができて感動した」と話した。

高麗大学安山病院は、三つ子に対する診療費の支援策を多角的に検討している。この病院は2016年、韓国国内病院では初めて多文化支援センター「ロゼッタホールセンター」を開き、多文化家庭など医療脆弱階層に通訳と無料健康診断、職業体験機会を提供するなど社会貢献活動を続けている。


趙健熙 becom@donga.com