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「虚偽インターン疑惑」の曺国氏の息子、「延世大学修士号の返上」を表明

「虚偽インターン疑惑」の曺国氏の息子、「延世大学修士号の返上」を表明

Posted July. 11, 2023 08:19,   

Updated July. 11, 2023 08:19

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延世(ヨンセ)大学大学院の入試で虚偽のインターン確認書を活用したという疑惑が持たれている曺国(チョ・グク)元前法務部長官の息子のチョ某氏(26)が、修士号を自ら返上すると10日明らかにした。

曺国氏側は同日、「チョ氏は長い悩みの末、延世大学大学院の修士号を返上することを決心した。この旨を延世大学大学院に内容証明で通知した」と明らかにした。

チョ氏は、2017学年度2学期に延世大学政治外交大学院の修士・博士統合過程に志願したが不合格になった後、2018年に再び受験して合格し、2021年に修士号を取った。入学選考当時、チョ氏は法務法人チョンマックで16時間インターンをしたという確認書を提出したが、該当確認書は虚偽で発給されたという疑惑がふくらみ、検察が捜査に着手した。

確認書を発給した最大野党「共に民主党」の崔康旭(チェ・ガンウク)議員は、大学院入試業務を妨害した罪(業務妨害)で裁判にかけられた。当時、崔議員は 曺国氏の妻チョン・ギョンシム元東洋(トンヤン)大学教授からの要請で、「2017年1~10月に毎週2回ずつ計16時間、インターンとしての役割と責務を立派に果たした」という虚偽確認書を発給したことが捜査でわかった。2021年に1審裁判所は、崔議員に対し、議員職喪失刑にあたる懲役8ヵ月執行猶予2年が言い渡され、昨年5月の2審でも1審と同じ判決が下された。

延世大学側は、「昨年、チョ氏の修士号維持の可否について議論するための入学選考公正管理委員会を構成しただけに、チョ氏の意思を勘案して近いうちに委員会を開き、チョ氏の学位を維持するか議論する予定だ」と話した。

一方、今月7日、曺国氏の娘チョ・ミン氏も、自分の入学を取り消した高麗(コリョ)大学と釜山(プサン)大学医学専門大学院の入学取り消し処分は不当だとして起こした訴訟をすべて取り下げると明らかにしている。


イ・サンファン記者 payback@donga.com