テラ創業者クォン容疑者の拘禁を６ヵ月間延長、モンテネグロ「韓国の送還要請に従う」

偽造パスポート使用の容疑でモンテネグロで逮捕され拘禁中の「テラ・ルナ暴落事態」主犯のテラフォームラボのクォン・ドヒョン容疑者（３２）に対し、モンテネグロ裁判所が犯罪人引渡しのために６カ月間の拘禁延長を決めた。クォン容疑者は、偽造パスポート容疑に対する裁判とともに、現地の有力政治家に不法政治資金を提供したという疑惑に対する捜査も受けることになり、韓国国内への送還はさらに先送りされる見通しだ。

モンテネグロ紙「ポヴェダ」は同日、ポドゴリツァ高等裁判所がクォン容疑者とクォン容疑者の側近のハン某容疑者に対する韓国からの送還要請により６ヶ月間の犯罪人引渡し拘禁を命じたと報じた。クォン容疑者一行は１１日、偽造パスポート容疑の初裁判でポドゴリツァ地裁から保釈許可を得たが、高裁の拘禁命令で引き続き現地の拘置所に留まることになった。

クォン容疑者が、モンテネグロの次期有力首相に巨額の不法政治資金を提供したという疑惑と関連した特別検察庁の捜査も始まった。特別検察庁はすでに１４日、クォン容疑者とハン容疑者が収監中の拘置所内部を家宅捜索したという。

現地法によると、外国人は政党に寄付したり選挙運動資金を提供することができない。


姜聲煇 yolo@donga.com