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修学能力試験を155日後に控え「易しい修能」めぐり混乱

修学能力試験を155日後に控え「易しい修能」めぐり混乱

Posted June. 17, 2023 08:09,   

Updated June. 17, 2023 08:09

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2024学年度の大学修学能力試験(修能)をわずか155日後に控えて出た尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の修能発言をめぐり、教育界の混乱が大きくなっている。大統領室は16日、「易しい修能、難しい修能を話したわけではない」として鎮火に乗り出したが、高3の受験生と保護者たちは、「今年は易しい修能」を既定事実として受け止める雰囲気だ。大統領のメッセージが2日間何度も変わる状況に、「大統領の発言は信頼し難い」という指摘も出ている。

尹大統領の修能発言は、15日午後2時に、「学校の授業で扱わない内容は出題から排除せよ」(李周浩副首相兼教育部長官のブリーフィング)だったが、同日午後6時には「公教育教科課程で扱わない分野の問題は、出題から排除しなければならない」(教育部報道官室)に、翌日(16日)午前には「公正な弁別力はすべての試験の本質であるため弁別力は備えるが、公教育の教科課程で扱わない分野は修能から排除せよ」(大統領室の書面ブリーフィング)に少しずつ変わった。

これに対して、大統領が「易しい修能」を指示したという世論が広がると、教育部の張商允(チャン・サンユン)次官は16日、緊急ブリーフィングを開き、「(大統領の発言は)『公正な修能』をめぐる指示だった」と収拾に乗り出した。ソウルの高校教師は、「2日間の混乱は、大統領が入試に対する理解度が低くて生じたことだ」と批判した。


パク・ソンミン記者 チョ・ユラ記者 min@donga.com · jyr0101@donga.com