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「参戦経験豊かなフランス軍、砥平里戦闘に貢献」

「参戦経験豊かなフランス軍、砥平里戦闘に貢献」

Posted June. 12, 2023 08:09,   

Updated June. 12, 2023 08:09

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先月、ソウル市西大門区忠正路(ソデムンク・チュンジョンロ)の大使館建物を再開館した駐韓フランス大使館は、2つの新築建物の名前を「モンクラール館」と「ジャンルイ館」と名づけた。韓国戦争当時、国連軍のフランス大隊を指揮したラルフ・モンクラール将軍と軍医官のジュール・ジャンルイ少佐を称えたのだ。

フィリップ・ルフォール駐韓フランス大使は先月30日、東亜(トンア)日報とのインタビューで、「両国の戦友愛を象徴する人物であるため当然のことだ」と話した。フランスは陸海軍計3421人を派遣し、262人が戦死し、1008人が負傷した。

ルフォール氏は、「参戦経験が豊富な志願兵だったため、しばしば最前線に立った」とし、砥平里(チピョンリ)戦闘と「断腸の稜線の戦い」のような重要な戦闘で戦局を逆転させることにフランス軍が貢献したと説明した。大使館によると、フランス大隊は、米大統領表彰3回、韓国大統領表彰2回、軍表彰4回を受け、参戦外国部隊の中で最も多くの表彰を受けた。

ルフォール氏は、「当時、フランス軍にとって韓国は非常に馴染みのない国だった」とし、「インドシナ半島の国々のように暖かい気候を予想し、戸惑ったが、すぐに適応してマイナス30度の厳しい寒さにも塹壕を掘って耐えた」と話した。

現在、生存しているフランスの参戦兵士は約100人。ルフォール氏は、「新型コロナウイルス感染症のパンデミック当時、韓国政府がフランスをはじめ世界の韓国戦争参戦兵士にマスクを送るなど関心を示してくれたことに感謝する」とし、昨年、フランス政府も同じ大隊所属で参戦したパク・ドンハ、パク・ムンジュン氏に最高勲章「レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ」を授与したと話した。

ルフォール氏は、「フランスは1950年に北朝鮮を非難し、民主主義を守らなければならないという精神で参戦した」とし、「今日もこの精神を受け継ぎ、(台湾海峡の)『航行の自由』を守るなど、責任を果たしている」と説明した。今後の韓国とフランスの関係について、ルフォール氏は「自由民主主義の価値に非常に大きな愛情を持っているので、国際的な懸案事項で同じビジョンを共有できるだろう」とし、「特に半導体とバッテリー、化学分野の協力を強化し、より多くの韓国企業がフランスに進出することを期待している」と述べた。


洪禎秀 hong@donga.com