「スマイルジャンパー」禹相赫(ウ・サンヒョク=27、龍仁市庁、写真)がワールドアスレティックス(世界陸連・WA)ダイヤモンドリーグで再びシーズン初優勝に挑む。
禹相赫は3日未明、イタリアのフィレンツェで開かれるWAローマ・フィレンツェダイヤモンドリーグ男子走り高跳びに出場する。先月6日のカタール・ドーハ大会に続く禹相赫のシーズン2度目のダイヤモンドリーグ出場だ。禹相赫を含む世界的な選手たちは、続くダイヤモンドリーグなど国際大会で技量を磨き、8月に開かれるハンガリー・ブダペスト世界陸上選手権で優勝を争う。
今大会には計9人の選手が出場する。「現役最高」のムタズ・エサ・バルシム(32、カタール)と2021年に開かれた東京五輪でバルシムとともに1位タイ(2m37)になったジャンマルコ・タンベリ(31、イタリア)は今大会に参加しない。しかし、最近禹相赫のライバルとして浮上したジュバーン・ハリソン(24)、個人最高記録2メートル40を保持し、昨年の屋外世界選手権で3位をマークしたアンドリー・プロチェンコ(35)ら世界トップクラスのジャンパーが出場し、禹相赫と優勝争いを繰り広げる。ドーハ・ダイアモンリーグでハリソン(2m32)に押されて2位(2m27)になった禹相赫は「リターンマッチ」で雪辱を誓っている。
大会公式ホームページは禹相赫とハリソン、プロチェンコを主要優勝候補として紹介し「禹相赫が今大会で1位に上がればローマ・フィレンツェ大会で優勝する史上2人目のアジアジャンパーになる」と説明した。同大会で初めて優勝したアジア選手は、2014年当時2m41を跳んだバルシムだった。
禹相赫は先月21日、横浜で行われた2023年セイコーゴールデングランプリ男子走り高跳びで2m29を超えて優勝した後、日本で練習を続けてきた先月31日、イタリア入りした。
カン・ドンウン記者 leper@donga.com