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尹大統領「Kライスベルトでアフリカ7ヵ国にコメ生産を支援」

尹大統領「Kライスベルトでアフリカ7ヵ国にコメ生産を支援」

Posted May. 22, 2023 08:29,   

Updated May. 22, 2023 08:29

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広島で開かれた主要7ヵ国首脳会議(G7サミット)に出席した尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は20日、「Kライスベルト(韓国型コメ生産ベルト)でアフリカの貧困国7ヵ国にコメの生産を支援する」と明らかにした。尹大統領はG7サミットで、食料や環境などの分野で国際社会の協力強化に貢献する考えを明らかにした。

尹大統領は20日、G7議長国である日本の招待によりオブザーバーの資格で1回目の拡大会議に出席し、「食料危機国に対する長期・短期支援を強化する」とし、「飢餓と病気からの自由を拡大することに参加する」と述べたと、大統領室関係者が記者会見で伝えた。

尹大統領は、「世界食糧計画(WFP)を通じた毎年5万トンの支援を10万トンに倍増する」とも述べた。現在、韓国政府は2018年から食糧援助規約(FAC)に基づき、国連の国際機関であるWFPを通じて援助用のコメを海外に支援している。また、尹大統領は、「食料危機に対する短期的な支援として、『東南アジア諸国連合(ASEAN)+3(日中韓)緊急米備蓄(APTERR:アプター)』を拡大発展させる」と述べた。

長期的な対策として言及したKライスベルト構築事業は、コメの種子や栽培技術など韓国のコメの自給経験を伝授するための事業。今年すでに6ヵ国を対象に開始され、来年から7ヵ国以上に協力国を拡大する計画だ。尹大統領は会議で、韓国が過去に国際社会から食料援助を受けた経験に触れ、「脆弱国の食料支援に率先して取り組む」と述べた。

また、尹大統領は2回目の拡大会議でG7が主導する「気候クラブ」に参加すると述べた。ドイツのショルツ首相が主導して作った気候クラブは、50年までに気候に悪影響を及ぼさない炭素中立を達成することを目指している。金恩慧(キム・ウンヘ)大統領広報首席秘書官は同日、記者会見で、「国際社会に脱炭素の国際ルールを作るために積極的に貢献するという意志によるもの」と説明した。


申圭鎭 newjin@donga.com