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5月5日は「大人の日」、夫婦のプレゼントを買って親から小遣いもらう20、30代

5月5日は「大人の日」、夫婦のプレゼントを買って親から小遣いもらう20、30代

Posted May. 06, 2023 08:37,   

Updated May. 06, 2023 08:37

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「まだ結婚もしていないのに、私は子供じゃないですか」

会社員のパク・サンヨンさん(29)は5日、「子どもの日を記念して、両親から小遣い20万ウォンをもらった」と話した。パクさんは同日、子どもの日の連休を迎え、友達と釜山(プサン)への旅行に出かけた。両親が子供の日のプレゼントで、旅行経費を支援してくれたという。パクさんは、「毎年5月5日、小遣いをもらっている」とし、「両親の日には、弟と一緒にお金を集めて両親に食事をもてなし、プレゼントで小遣いも差し上げるが、朝三暮四のようだ」と笑いながら話した。

子供のための5月5日の子供の日を「オルンイ(オルン、大人)+子供(オリンイ)の日」と呼び、親から小遣いやプレゼントをもらう20代や30代が増えている。成人になったが、両親の経済力に依存するために再び両親と一緒に暮らす「カンガルー族」や、子供のいない共働き夫婦の「ディンク族」等が増えて現れた子供の日の新風俗だ。

ディンク族のキム某氏(37)夫婦も同日、自宅近くに住む実家に立ち寄って、小遣いとして20万ウォンを受け取った。キム氏は、「結婚7年目だが、子供がいないため、依然として私たち夫婦を子供のように見ているようだ」と話した。

若い夫婦や恋人たちは、オルンイの日を記念してお互いにプレゼントを交換したりもする。今年3月に結婚した会社員のファン某氏(31)は、前日、帰宅途中にデパートに立ち寄り、妻にプレゼントする花束とカバンを買った。ファン氏は、「子供ができるまでは、子供の日を夫婦記念日として楽しむ計画だ」と話した。

自分に自らプレゼントをあげたりもする。会社員のチェ某氏(27)は、「3年前から、子供の日には自分だけのためのプレゼントを買ってきたが、今年は口紅を買った」とし、「大人のための記念日がなく、1年間苦労した自分自ら慰める意味だ」と話した。

「オルンイ」を狙ったマーケティングも増えている。トスは今年、「オルンイの日のプレゼント」のギフティコン行事のコーナーを準備し、ハイマートなどの家電製品業者は「ニンテンドースイッチ」等、オルンイが好きなゲームの割引行事を行いながら、オルンイ客の獲得に熱を上げている。

全北(チョンブク)大社会学科のソル・ドンフン教授は、「韓国には、成人になった後も独立をしないカンガルー族が多い方なので、両親が一緒に暮らす子供を依然として子供と認識し小遣いを与える文化ができた」と話した。成均館(ソンギュングァン)大学社会学科のク・ジョンウ教授は、「出産が遅れ、ディンク族が増え、公休日である子供の日を夫婦だけで記念する文化が生まれた」とし、「少子化状況などを考慮すると、今後もこのような文化はさらに広がるだろう」と見通した。


ソ・ソルヒ記者 イ・サンファン記者 facthee@donga.com · payback@donga.com