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野球界で19才のルーキーたちが大活躍、 新人王争いも激化

野球界で19才のルーキーたちが大活躍、 新人王争いも激化

Posted May. 05, 2023 08:48,   

Updated May. 05, 2023 08:48

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KIAの左腕新人投手ユン・ヨンチョル(19)にとって、3日にの本拠で行われたロッテ戦はプレッシャーを感じたかもしれない。ロッテは前日まで9連勝を飾り、首位に立っていた。相手投手も今季4勝無敗を記録しているナ・ギュンアンだった。

しかし、19歳のルーキーの顔に緊張感は見られなかった。平均球速135キロと速くないファストボールと鋭いスライダーをストライクゾーンの隅々に自信を持って投げ込んだ。ユン・ヨンチョルは同日、5回5安打1四球3奪三振1失点の好投でプロデビュー初勝利を飾った。



ユン・ヨンチョルは同日、5回表にロッテ2番のキム・ミンソク外野手に適時打を許し、唯一の失点を喫した。ところが、右投左打のキム・ミンソクも今年入団した19歳の高卒新人だ。キム・ミンソクは同日、ロッテ打線で唯一複数安打(4打数2安打)を記録した。ファンの視線が集中した同日の試合で、両チームの最高殊勲選手はいずれも新人だった。

開幕2ヵ月目に入った今季、プロ野球で新人選手たちが突風が巻き起こしている。KBOリーグのレベルが全体的に上がり、ここ数年、新人が1軍エントリーに名を連ねること自体が容易ではなかった。しかし、今年は新人選手が1軍登録を超えて主力として活躍するチームを多数見つけることができる。





同日、LGとNCの昌原(チャンウォン)戦では、LGの新人サイドアーム投手パク・ミョングン(19)が勝利の主役になった。LGが2-1でリードした9回裏、LGベンチはパク・ミョングンを抑えとしてマウンドに出した。剛速球投手の呉昇桓(オ・スンファン、41)も緊張しそうな状況だったが、パク・ミョングンはNCのクリーナップトリオを相手に1イニングをパーフェクトに抑えた。前日、救援勝利でデビュー初勝利を挙げたパク・ミョングンは、2日間で勝利とセーブを一つずつ手にした。シーズン序盤、4試合で計7失点と伸び悩んだが、その後の9試合で無失点行進を続けている。3日現在の成績は1勝2ホールド1セーブ、防御率3.86。「緊張するよりは楽しもうという気持ちで投げている」と話した。

同日、ハンファと斗山が対戦した蚕室(チャムシル)では、ハンファ新人のキム・ソヒョン(19)の好投が輝いた。普段スリークォーターでボールを投げていたキム・ソヒョンが、同日はオーバーハンドに修正した投球フォームで1イニングを無失点に抑えた。今年全体1位でハンファのユニホームを着たキム・ソヒョンについて、ハンファの関係者は「柳賢振(リュ・ヒョンジン=トロント・ブルージェイズ)の新人時代よりも潜在力を秘めている」と話した。ハンファの新人外野手ムン・ヒョンビン(19)も7回、適時二塁打を放ち、8-3の勝利に貢献した。



SSGも新人の活躍に大きく助けられている。外国人投手ロメロの負傷空白を埋めるために投入された右腕のソン・ヨンジン(19)は、中指を使って投げる変化の大きいファーストボールで、早くも先発で2勝を挙げている。SSGの右碗新人投手イ・ロウン(19)も8試合で2ホールド防御率2.00で勝ちパターンの一角を担っている。

今年入団した新人の他にも先発投手として活躍している2年生のムン・ドンジュ(20)、3年生のイ・ヨンジュン(NC)、キム・ドンジュ(斗山)らも新人王資格を持っている。「スーパールーキー」が多い今年はいつにも増して新人王争いが激化しそうだ。

李憲宰 uni@donga.com