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95歳で絵を習って98歳で初個展、1925年生れのチョン・オクヒさん

95歳で絵を習って98歳で初個展、1925年生れのチョン・オクヒさん

Posted April. 28, 2023 08:16,   

Updated April. 28, 2023 08:16

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95歳で初めて絵を習い始め、今年で98歳になったチョン・オクヒさんが、生涯初の個展を開いている。ソウル鍾路区(チョンノグ)ギャラリー・ラメールは、来月2日までチョン・オクヒ個展「自然の風景」を開催する。3年半の間、チョンさんが描いた水彩画200点余りの中から50点余りを選んで披露する。

1925年に忠清南道公州(チュンチョンナムド・コンジュ)で生まれ、7人の兄弟を育ててきたチョンさんの絵には、記憶の中の田舎の懐かしい風景と家、人々と動物が素朴に描かれている。パク・ミョンイン美術評論家は、「人物や人間と一緒に生活する動物たちは飾り気がなく、心の向くまま連想されるまま描写して純粋だ」と評した。

5年前、突然の脳梗塞で療養病院に入院したのが、チョンさんが絵を描くきっかけになった。入院中に「日本による植民地時代の小学生の時、絵が上手だった」という話を聞いたチョンさんの婿のカン・ソクジンCEOコンサルティンググループ会長が、水彩の絵の具と筆をプレゼントしたのだ。これを受け取ったチョンさんは、車椅子で動かなければならない状況でも、毎日一人で2〜3時間ずつ絵に集中した。新型コロナの拡大で療養病院の面会が禁止された時も、絵を描いたという。おかげで健康まで回復し、100歳を控えて展示会まで開くことになった。無料。


金民 kimmin@donga.com