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太永浩議員「全党大会の時、どこにも助けを求めなかった」

太永浩議員「全党大会の時、どこにも助けを求めなかった」

Posted April. 25, 2023 08:40,   

Updated April. 25, 2023 08:40

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相次ぐ暴言と品位違反論議で20日、与党「国民の力」最高委員会に参加しなかった太永浩(テ・ヨンホ)最高委員(写真)が24日、最高委に復帰した。この席で太氏は、極右性向のサラン第一教会の全光焄(チョン・グァンフン)牧師に言及し、事実上、金起炫(キム・ギヒョン)代表を念頭に、与党内では「党指導部をめぐる騒動がしばらく続くのではないか」と懸念を示した。

太氏は同日、最高委での公開発言で、済州(チェジュ)4・3事件、白凡(ペクボム)・金九(キム・グ)関連発言について、「歴史問題は所信通りに話したもの」とし、「私が会議に出られない理由はない」と述べた。各種論争を起こした金在原(キム・ジェウォン)最高委員が最高委に参加せず自粛しているのとは違って、自分は引き続き最高委に出席するという考えだ。

また、太氏は全氏に言及し、「(全党大会で)世論調査で3%と最下位でスタートしたが、だからといってどこにも助けを求めなかった」と述べた。これをめぐって与党内では、「事実上、金代表を狙ったもの」という解釈が出た。金代表が、「全党大会当時、全氏に助けを求めた事実がある」と話したことがあるからだ。ただ、太氏は会議後、「金代表を念頭においた発言か」という質問に、「発言をそのまま受け止めてほしい」と答えた。これに対し、「国民の力」関係者は、「あえて全氏の話を出す理由はなかった。政治的に良くない判断だ」と話した。

最高委員をめぐる論争が続く中、新たに発足した党倫理委員会の動きにも関心が集まっている。「国民の力」は同日、最高委で黄貞根(ファン・ジョングン)倫理委員長、全珠恵(チョン・ジュンヘ)副委員長(院内報道担当)を含む計9人の倫理委員の人選を終えた。「国民の力」は、倫理委員の名簿を公開しなかったが、ほとんどが法曹人で構成され、女性3人と若者2人が含まれているという。

倫理委の最初の議題は、金最高委員の懲戒問題になるものとみられる。与党関係者は、「懲戒のレベルは完全に倫理委員が決めるだろう」としながらも、「金最高委員が党論に反し、党に大きな害を与えたため、懲戒は避けられないだろう」と話した。与党の一部では、「金最高委員が党員権1年停止などの重懲戒を受ける可能性がある」という観測も流れている。もし1年以上の党員権停止処分を受ければ、来年4月の総選挙で公認を受けることはできない。


金埈馹 jikim@donga.com