Go to contents

米国に「古い砲弾」50万発貸与し新しい砲弾で返済

米国に「古い砲弾」50万発貸与し新しい砲弾で返済

Posted April. 21, 2023 08:33,   

Updated April. 21, 2023 08:33

한국어

米軍に韓国軍の155ミリ砲弾約50万発を貸与する契約は、米政府が韓国の砲弾メーカーから新しい砲弾を購入して韓国軍に送り「砲弾の借金」を返済する方式であることが確認された。

20日、政府消息筋によると、政府は最近、米政府と155ミリ砲弾など韓国軍が保有する砲弾約50万発を貸与する契約を結び、返済方式を明示した。韓国のP社が砲弾を生産次第、米政府がこれを購入して韓国軍に与えることで、韓国軍の砲弾備蓄量を増やすということだ。消息筋は、「古い砲弾を米軍に送り、韓国は韓国企業が生産した砲弾を受け取る方式なので、経済的実益の面では最高の契約」とし、「古い砲弾を渡して新しい砲弾を受け取るが、貸した量と同じ量を受け取るわけではないようだ」と話した。

韓国から借りた砲弾をそのまま返す方式ではないため、米国が韓国の砲弾をウクライナ支援に迂回的に活用する可能性があるという観測が流れている。

このような中、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領がロシアのウクライナ民間人大量虐殺を前提に「条件付き」軍事支援の可能性を示唆したことに対し、ロシアは警告を強めた。20日(現地時間)、ロシアのスプートニク通信によると、ロシア外務省は「ウクライナに対するいかなる武器の提供もロシアに対する敵対行為とみなす」と警告した。一方、米国防総省は「北大西洋条約機構(NATO)とウクライナ防衛連絡グループ(UDCG)に対する韓国の貢献を歓迎する」と明らかにした。

大統領室関係者は、ロシアの反発について、「起きていないことに対してコメントをしたようなものだ」としながらも、「今後韓国がどうするかはロシア次第だ」と話した。「韓国の国内法に海外の交戦国に対する武器支援を禁止する条項はない」とも述べた。「国際社会が公憤するような大量民間人犠牲が発生した場合」、軍事支援の可能性を開いたのだ。


孫孝珠 hjson@donga.com · 申圭鎭 newjin@donga.com