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上岩洞に直径180メートルの大観覧車「ソウル・リング」設置へ

上岩洞に直径180メートルの大観覧車「ソウル・リング」設置へ

Posted March. 09, 2023 08:19,   

Updated March. 09, 2023 08:19

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ソウル市が8日、麻浦区上岩洞(マポク・サンアムドン)のハヌル公園に大観覧車「ソウル・リング」を設置することを明らかにした。直径180メートル規模で、2027年に完成すれば世界で2番目に大きな観覧車になる。

ソウル市は説明会を開き、ソウル・リングの設置計画を発表した。市は。昨年10月に大観覧車設置計画を公開した後、ハヌル公園、ノドゥル島、汝矣島(ヨウィド)公園、鷺梁津(ノリャンジン)水道資材センター、蚕室(チャムシル)の5ヵ所を対象に検討を行ったが、ハヌル公園が最終候補地に決定した。

市関係者は「ハヌル公園は北朝鮮に近く、(ソウル・リングが設置されれば)南北統一時代の新たな関門という象徴性を持つことができる」とし、「漢江(ハンガン)だけでなく、ソウル都心と南山(ナムサン)、北韓山(プクハンサン)の自然景観をすべて眺望できる点も高い評価を得た」と説明した。

当初、市は英国ロンドンの大観覧車「ロンドン・アイ」をベンチマークした「ソウル・アイ」を設置することを検討した。しかし、一般的な観覧車と差別化するためにスポークのない「リング型」の構造にすることを決め、「ソウル・リング」と名づけた。直径は180メートルで、アラブ首長国連邦(UAE)の「アイン・ドバイ」(257メートル)に次ぐ世界2位の大きさだ。リング状では世界最大だ。

搭乗人数は1時間当たり1474人、1日最大1万1792人だ。市関係者は、「英国やシンガポールなどの事例を見ると、都市を訪れる観光客の15~20%が大観覧車を利用する」とし、「30年のソウル市の観光客数を3千万人とすると、年間350万人以上の需要が発生すると予想する」と述べた。事業費4千億ウォンは民間投資を誘致する計画だ。25年6月に着工し、27年12月の完工を目指す。ソウル市は、ソウル・リングの設置では最新のエコ技術を適用して循環経済の象徴にする方針だ。


イ・ソジョン記者 sojee@donga.com