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20~30代女性の4%だけが「結婚・出産は必須」、男性の3分の1

20~30代女性の4%だけが「結婚・出産は必須」、男性の3分の1

Posted February. 27, 2023 08:36,   

Updated February. 27, 2023 08:36

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20代や30代女性の半分以上は、本人の人生で結婚と出産は「重要ではない」と考えており、たった4%だけが結婚と出産を「必須」と考えているという研究結果が発表された。

ソウル大学社会福祉学科のパク・ジョンミン教授チームは最近、このような内容を盛り込んだ論文「青年層の生活の質と社会の質に関する認識が、結婚と出産に対する態度に及ぼす影響」と題した論文を、学会誌である「社会福祉研究」に掲載した。

パク教授チームの研究によると、20~34歳の未婚男女281人を調査した結果、「女性の人生で結婚と出産が必須」という言葉に同意した女性は4%だけだった。男性回答者(12.9%)の3分の1の水準だった。また、女性回答者の53.2%が「女性の人生において結婚と出産は重要ではない」と答えた。男性回答者の中ではこのように答えた割合は25.8%だった。結婚と出産を一つの選択肢と見る青年層の認識が合計出生率0.78人という超少子化傾向に影響を及ぼしているものと分析される。

結婚と出産に対する態度は、自分の人生と韓国社会に対する満足度によって変わることが分かった。本人の生活の質が高いと答えた人ほど、結婚と出産に対する認識も前向きだった。また、韓国社会を信頼するほど、機会の平等が保障されると考えるほど、子供世代の階層移動の可能性を高く評価するほど、そうでない場合に比べて結婚と出産を重要視する割合が高かった。

このような結果を基に、研究チームは超少子化傾向を解決するためには、子育て費用や住居費などの金銭的支援に加え、社会的信頼度と公正性を高めるための努力が並行されなければならないと提案した。パク教授は論文で、「結婚と出産は、社会共同体の流れの中で行われる社会的行為だ」とし、「『各自の生き残り』ではなく、『共同体』としての社会を復元しようとする努力が必要だ」と明らかにした。


イ・ジウン記者 easy@donga.com