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「オンラインではなく、『部屋に飾られた写真』をお見せしたい」

「オンラインではなく、『部屋に飾られた写真』をお見せしたい」

Posted February. 27, 2023 08:35,   

Updated February. 27, 2023 08:35

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「誰もが毎日写真を撮り、スマートフォンに何千枚もの写真を保存しています。その多くの写真がオンライン上で流れていますが、それではなく『写真が飾られた部屋』が実際にあることを見せたいと思いました」

ソウル市鍾路区(チョンロク)の流歌軒(リュガホン)で自身が所蔵する写真作品を展示するキュレーターのチェ・ヨンハ氏(写真)の言葉。写真展の企画者であり評論家でもあるチェ氏が約20年にわたって展示企画をして出会い、集めた作品27点が「写真が飾られた部屋」展で公開されている。

20代の頃、展示会で見て一目ぼれし、20年後に購入した作品から、1960年代、国内で敬遠されていた合成を大胆に試みたファン・ギュテの写真、芽が出始めたばかりの木を撮影した写真まで…。作品ごとに所蔵するようになったきっかけを丁寧に説明する。

チェ氏は、写真作品を所蔵する魅力について「写真は生きている何かに触れた光を収めた記録」とし、「その写真を良い紙の上に印刷すると、再びその時の光がキラキラと輝く感じがする」と話した。そして、「今回の展示を通じて写真鑑賞の楽しさとコレクションの意味についての言説を作りたい」と付け加えた。来月4日には、チェ氏とパク・ミギョン流歌軒館長、イ・ウンジュ国立現代美術館学芸員のキュレータートークも行われる。展示は3月5日まで。無料。


金民 kimmin@donga.com