次期ＫＴ代表に尹鎭植や金基烈など「尹キャンプ」出身が浮上

ＫＴの具鉉謨（ク・ヒョンモ）代表が再任を放棄し、次期代表の人選が新しい局面を迎えている。

２４日、業界では筆頭株主の国民年金と与党が乗り出して具代表の辞任を圧迫しただけに、政権の好みに合う社外人物に決定されるだろうという意見が支配的となっている。

ＫＴが現在行っている代表取締役選びの公開予備選挙には、社外の人物１８人と社内人物１５人の３３人が候補に出て、混戦が繰り広げられている。取締役会が候補の一部を選んだ後、面接などを経て来月７日に最終代表取締役候補を確定する予定である中、早くも有力候補が言及される雰囲気だ。

特に、与党出身の政治家や与党と密接な関係にある人物が候補に登録され、このうち次期代表が出る可能性が高いと見ている。政界の内外では、尹鎮植（ユン・ジンシク）元産業通商資源部長官が有力だという話が出ている。尹元長官は、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領選挙キャンプ当時、経済顧問として活動し、尹大統領と縁を結んだ。また、他の有力候補として取り上げられている金基烈（キム・ギヨル）元ＫＴＦ副社長は、尹大統領の大統領選挙キャンプで活動した。金聖泰（キム・ソンテ）元議員も、尹大統領陣営で情報技術（ＩＴ）特別補佐官を務め、現在、大統領直属のデジタルプラットフォーム政府委員会の諮問委員として活動している。セヌリ党時代に報道担当を務めた権恩嬉（クォン・ウンヒ）元議員は、ＫＴハイテル経営部門長、ＫＴネットワークスビズ部門長などを歴任した。

一方、ＫＴの内部からは、会社事業全般についてよく知っている「内部人物」を選抜しなければならないという声が出ている。取締役会も、通信やＩＴ分野の専門性と経験を次期代表の条件の一つに挙げている。内部人物の中では、デジタル戦略を担当している尹京林（ユン・ギョンリム）トランスフォーメーション部門長（社長）、姜國鉉（カン・グクヒョン）カスタマイズ部門長などが有力候補として取り上げられている。


ナム・ヘジョン記者 namduck2@donga.com