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韓国の昨年の合計特殊出生率、初めて0.7人台に

韓国の昨年の合計特殊出生率、初めて0.7人台に

Posted February. 23, 2023 08:47,   

Updated February. 23, 2023 08:47

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昨年の出生児が過去最低を記録し、合計特殊出生率が初めて0.7人台となった。1人の女性が一生の間に生む子どもの平均数である合計特殊出生率が1人を下回るのは韓国だけだ。死者数は過去最大となり、人口は3年続けて減少した。

統計庁が22日に発表した「2022年出生・死亡統計(暫定)」によると、昨年の出生児は24万9千人で1年前より1万1500人(4.4%)減少した。1970年の統計作成以来最も少ない規模で、年間出生児が25万人を下回ったのは初めて。

世界最下位の韓国の合計特殊出生率は昨年0.78人で過去最低を更新した。経済協力開発機構(OECD)の平均合計特殊出生率(1.59人・2020年)の半分にも満たない。2016年から毎年後退している合計特殊出生率は、18年(0.98人)に初めて1人を下回った。欧州連合(EU)によると、21年基準の韓国の合計特殊出生率(0.81人)は世界198ヵ国の中で2年連続最下位だった。

少子化が深刻化しているのは、仕事と育児の両立が難しい環境に加え、晩婚化、婚姻件数の減少などの影響が大きい。昨年の婚姻件数は過去最低の19万1697件で、2年連続で20万件を下回った。初めて子どもを産む年齢も昨年33歳で、OECD平均(29.3歳・20年)より4歳ほど高い。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大で昨年の死者数(37万2800人)は統計作成以来最大となった。死亡者が出生児より多く、人口は12万3800人減少した。20年(-3万2600人)に初めて減少が始まってから最も大きな減少幅だ。全国17市・道のうち、世宗(セジョン)市を除くすべての市・道で人口が減少した。


朴熙昌 ramblas@donga.com