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米大学が銃撃事件の追悼文を「チャットGPT」で作成、激しい批判受けて謝罪

米大学が銃撃事件の追悼文を「チャットGPT」で作成、激しい批判受けて謝罪

Posted February. 20, 2023 09:00,   

Updated February. 20, 2023 09:00

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13日に起きた米ミシガン州立大学銃乱射事件への追悼文を対話型人工知能(AI)「チャットGPT」で作成した米ヴァンダービルト大学側が激しい批判を受け、謝罪した。

18日(現地時間)、米ブルームバーグ通信などによると、米南部テネシー州のヴァンダービルト大学ピーボディ大学事務局は、ミシガン州立大学銃乱射事件の被害者に対する追悼文を学生にメールで送った。13日に発生したミシガン州立大学の無差別銃撃事件で、同大学の学生3人が死亡し、5人が負傷した。犯人は自ら命を絶った。

ヴァンダービルト大学ピーボディ大学の追悼文は、「犠牲になった人々を悼み、今回の事件を機に私たちのキャンパスも安全で包容的な環境に向けて努力しなければならない」と始まる。問題は、メールの末尾に「オープンAIチャットGPTから引用された」という一文があったこと。ピーボディ大学事務局がチャットGPTでこの文を作成したのだ。

メールを受け取った学生たちは、大学側の対応に憤りを隠せなかった。学生のマルタ・チェセンさんは「学校が悲劇に苦しむ人々に共感できず失望した」とし、「共同体のためにメールを送ったというよりも仕方なく義務感で送ったようだ」とブルームバーグに語った。同大学の卒業生のライト・カヤットさんは大学新聞に、「共同体と包容性を強調する内容を伝えることまでコンピューターに任せるのは矛盾だ」と批判した。

大学側は、「AI技術を誤って使用した」と謝罪した。ニコール・ジョセフ副学長は「メールで示唆した包容性のメッセージを信じるが、悲しんでいる時にチャットGPTで意思疎通しようとしたことは、学校が追求する価値観に反する」と述べた。


イ・チョンア記者 clearlee@donga.com