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北朝鮮、開城工団の韓国企業の設備を無断使用か

北朝鮮、開城工団の韓国企業の設備を無断使用か

Posted February. 16, 2023 08:34,   

Updated February. 16, 2023 08:34

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北朝鮮が閉鎖された開城(ケソン)工業団地で、韓国企業の設備を無断使用している情況が確認された。

15日、米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、商業衛星を運用する米プラネット・ラボが今月1日に撮影した衛星写真には、開城工団内に青いバスが複数台駐車されている。ここには、韓国の中小企業「ジェシーコム」がある。その後14日までバスが目撃され、バスの位置は毎日変わったと、VOAは報じた。8、9日には、バスが建物の側に寄せられていた。14日には、バスが中心部に位置していた。バスの駐車位置は毎日変わり、これらの車両が出入りしていることを意味すると、VOAは伝えた。

衛星写真に写ったバスは、かつて現代(ヒョンデ)自動車が北朝鮮労働者の通勤のために提供したものと推定される。

ジェシーコム前の空き地では、2021年8月以降、バス8、9台が停車する様子が複数回確認されている。同社はかつてインターネット用光通信ケーブルやコネクタなどを生産していた。北朝鮮の労働者たちは最近もここで製品を作っているものとみられる。

開城工団は稼働停止後、最近まで工団内の工場少なくとも10ヵ所で無断使用が疑われる動きが確認された。韓国の「クク電子」、「ミョンジン電子」、「マンソン」、「テリム総合建設」の工場敷地でも定期的に車両が停車し、トラックが荷物を積み込む様子が確認されたと、VOAは伝えた。

開城工団は、南北交流活性化を目的に2005年に稼働を開始し、約120の韓国企業が入居するなど、最大5万人の北朝鮮労働者を雇用して運営された。しかし、朴槿恵(パク・クンヘ)政権時代の16年2月、南北関係が悪化し、稼働が停止した。その後、北朝鮮が開城工団の設備を無断で利用しているという疑惑が浮上した。


コ・ドイェ記者 yea@donga.com