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アフガニスタンの特別貢献者たちが「定着1年」を記念して寄付

アフガニスタンの特別貢献者たちが「定着1年」を記念して寄付

Posted February. 10, 2023 08:57,   

Updated February. 10, 2023 08:57

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「蔚山(ウルサン)に住むのが大好きです。助けてくださって本当にありがとうございます」

蔚山市に定着してから1年を迎えたアフガニスタンの特別貢献者たちは、9日、地域社会にこのような内容の感謝牌を渡し寄付にも参加した。

現代(ヒョンデ)重工業は同日、蔚山市に定着した特別貢献者たちが現代重工業のイ・サンギュン社長に感謝牌を渡したと明らかにした。感謝牌は、特別貢献者の小学6年生の子供が描いた絵と書いた文字で製作された。この子は、「私たちは蔚山でよく暮している」とし、児童アニメ「ポロンポロンポロロ」のキャラクターを描いた後、感謝の言葉を書いた。蔚山市教育庁や東区役所、東部警察署、法務部(蔚山出入国事務所)などにも感謝牌が渡された。

特別貢献者らは同日、蔚山社会福祉共同募金会も訪れ、集めた寄付金120万ウォンを寄託した。自分たちを受け入れてくれた韓国と蔚山市の住民たちに、少しでも恩返ししようという気持ちを集めた」と話した。

アフガン特別貢献者29世帯、157人は、昨年2月、蔚山市東区に定着した。このうち28人は、現代重工業の社内協力会社に就職し、現代重工業が提供したマンションに新しい基盤を築いている。

現代重工業は、自治体や地域社会と共に、特別貢献者がうまく適応できるように教育や言語、生活などの側面でさまざまな支援を提供している。赤十字社の場合、1世帯当たり2人の定着ヘルパーを割り当て、6ヵ月間支援するなどした。先月は、特別貢献者の子供のうち15人が小学校を卒業した。

特別貢献者たちが、蔚山市東区に定着した事実が初めて知らされた昨年2月は、一部の住民の反対もあった。しかし、蔚山市の53の市民社会団体が認識改善のキャンペーンを持続的に展開し、住民の認識も次第に変わった。蔚山市の関係者は、「貢献者たちの今回の感謝牌の伝達と寄付が、蔚山市民の心を少しでも暖かくすることを期待する」と話した。


鄭在洛 raks@donga.com