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北朝鮮が固体燃料新型ICBMを公開、「最大の核攻撃能力を誇示」

北朝鮮が固体燃料新型ICBMを公開、「最大の核攻撃能力を誇示」

Posted February. 10, 2023 08:58,   

Updated February. 10, 2023 08:58

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北朝鮮が8日夜、平壌(ピョンヤン)の金日成(キム・イルソン)広場で行われた朝鮮人民軍創建(建軍節)75年の夜間軍事パレードで、固体燃料エンジンと推定される新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)を電撃公開した。北朝鮮が新型ICBMを公開したのは、2020年10月の党創建軍事パレードで「怪物ICBM」である火星(ファソン)17を公開して以来2年4ヵ月ぶり。

9日、北朝鮮の労働新聞によると、深夜の軍事パレードの最後に新型ICBM4発が移動式発射台(TEL)に搭載されて姿を現した。その前に11基の火星17が登場した。同紙は、「我が国の最大の核攻撃能力を誇示し、大陸間弾道ミサイルの縦隊が登場した」と伝えた。新型ICBMは大型発射筒(キャニスター)が装着されていたので外観は確認されていないが、昨年12月に金正恩(キム・ジョンウン)総書記が参観した中、地上燃焼試験に成功した固体燃料エンジンICBMであると、軍当局は見ている。9軸(車輪計18個)のTELに搭載されたことから、最大射程距離1万5千キロの火星17(11軸)よりも規模は小さいが、米本土を攻撃する射程を持つと推定される。

北朝鮮は軍事パレードでKN23など短距離弾道ミサイル(SRBM)と長距離巡航ミサイルの行進について、「戦術核運用部隊の縦隊」と明らかにした。北朝鮮が軍事パレードで「戦術核運用部隊」を言及したのは初めて。昨年10月に金正恩氏が「戦術核運用部隊」に実戦配備された巡航ミサイルなどの発射実験を指揮したことを受け、韓国に対する核攻撃態勢が完成したことを誇示したのだ。

金正恩氏の次女、キム・ジュエ氏が、金正恩氏と共に軍事パレードを参観し、「白頭(ペクトゥ)血統4代」としての地位をアピールした。ジュエ氏は貴賓席に座り、「愛する」「尊敬する」という修飾語が使われた。


尹相虎 ysh1005@donga.com · 申晋宇 niceshin@donga.com