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韓国軍の固体燃料宇宙ロケット、10月頃打ち上げ試験へ

韓国軍の固体燃料宇宙ロケット、10月頃打ち上げ試験へ

Posted February. 07, 2023 08:43,   

Updated February. 07, 2023 08:43

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軍当局が固体燃料推進宇宙ロケットの最終打ち上げ試験を10月頃、南部の海上で実施する計画であることが分かった。これに先立ち、李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は先月、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領への年頭業務報告で、年内に固体推進宇宙ロケットの最終打ち上げ試験を行うことを報告した。

6日、東亜(トンア)日報の取材を総合すると、軍は固体燃料宇宙ロケットの最終打ち上げ試験を10月頃、南部の海上で実施する計画だ。具体的な日程は気象などを考慮して今後決定される予定。最終打ち上げ試験は、これまで公開されていない1段目のエンジンと1次(2022年3月)・2次(22年12月)の打ち上げ試験で性能が検証された2~4段目のエンジンを組み合わせた完全体で行われる。

最終打ち上げ試験は、バージ船を利用した海上からの打ち上げにより行われる。昨年末の2次打ち上げ試験も忠清南道安興(チュンチョンナムド・アンフン)の国防科学研究所(ADD)総合試験場付近の西海岸に設置したバージ船で行われた。海底に固定されたバージ船に発射台を作って打ち上げる方式だ。海上からの打ち上げは、陸上よりも安全性とコストの面で有利だ。発射場周辺の最低数キロの安全区域が不要で、事故時の被害の懸念も最小限に抑えることができる。

昨年末の2次打ち上げ試験は予告なく行われ、全国各地で北朝鮮のミサイルや未確認飛行物体(UFO)と誤認した通報が相次ぎ、国民の不安を招いたと指摘された。このため、軍は最終打ち上げ試験日の事前公開を検討している。

軍は最終打ち上げ試験に成功すれば、25年までに固体推進宇宙ロケットに500キロ級の超小型レーダー衛星を搭載し、高度500キロ前後の低軌道に乗せるという目標を掲げている。


尹相虎 ysh1005@donga.com