孫興民が２ゴール、ＦＡカップ４回戦で公式戦８点目

孫興民（ソン・フンミン、トッテナム）がイングランドサッカー協会（ＦＡ）カップ４回戦で２ゴールを決め、チームのベスト１６入りをけん引した。

孫興民は２９日、イングランド２部リーグのプレストンとの今シーズンＦＡカップ４回戦で後半に２ゴールを決め、トッテナムの３－０完勝をけん引した。孫興民の１試合マルチゴールは、昨年１０月１３日のフランクフルト（ドイツ）との欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）のグループリーグ以来。これで孫興民はイングランド・プレミアリーグ（ＥＰＬ）での４ゴールを含め、今季公式戦での得点を８ゴールに伸ばした。

孫興民はプレストン戦の後半５分に２７メートルのミドルシュートで先制点を決めた。ペナルティーエリアの右から左足で強い回転のかかったシュートがゴール左隅に刺さった。英ＢＢＣはこのゴールについて、「孫興民は３０ヤードから回転をかけてボールを蹴る前に（狙った）空間を見つけた。今季に彼が決めたゴールの中で最高のゴールだ」と褒め称えた。

孫興民は後半２４分にはペナルティーエリア正面から左足でターニングシュートを放ち追加点を奪った。今度はゴールの右ネットを揺らした。後半４０分、ブリアン・ヒルと交代した孫興民は同日、４本のシュートを放ったが、すべてが枠内シュートだった。試合後、孫興民はＢＢＣとのインタビューで「自信を得るために今日のようなゴールが必要だった」とし、「ＦＷはゴールを決めるのが重要だ」と話した。

トッテナムは２６日、ビジャレアルＦＣ（スペイン）からレンタル選手として合流したアルナウト・ダンジュマが後半４２分にゴールを決め、３点差の勝利を収めた。タンジュマは交代で投入され、ピッチに入ってから１６分でゴールを決めた。孫興民とポジション争いを繰り広げると予想されるタンジュマは、トッテナムデビュー戦から得点を挙げ、活躍を予告した。

ドイツ・ブンデスリーガでプレーしている李在成（イ・ジェソン＝マインツ）は２８日、本拠で行われたＶｆＬボーフムとのリーグ戦に選抜出場しキックオフ４４秒でネットを揺らし、チームの５－２勝利に貢献した。２６日のドルトムント戦に続く２戦連続ゴールで、今季リーグ４点目だ。李在成はドルトムント戦でも前半２分にゴールを決めた。


金培中 wanted@donga.com