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米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに初の女性編集局長

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに初の女性編集局長

Posted December. 14, 2022 08:35,   

Updated December. 14, 2022 08:35

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米国の有力経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルが、1889年の創刊から133年で初めて女性編集局長を迎える。ロイター通信などによると、同紙の親会社のメディア企業ニューズ・コーポレーションは12日(現地時間)、英国出身のジャーナリスト、エマ・タッカー氏(56・写真)を同紙の編集局長に起用した。

2020年1月から現在まで、ニューズ・コーポレーションの別の子会社サンデー・タイムズの編集責任者のタッカー氏は、マット・マレー現編集局長の後任として来年2月に就任する。サンデー・タイムズは、英紙タイムズの日曜版。タッカー氏は来年3月、編集局長として勤務を開始する。マレー氏はニューズ・コーポレーションの幹部職に昇格する。

タッカー氏は、「長年読者として憧れだったウォール・ストリート・ジャーナルの編集局長を担うことになり光栄だ」とし、「重要な報道をしてきた同紙の仲間たちと一日も早く働くことを楽しみにしている」と語った。ニューズ・コーポレーションのロバート・トムソン最高経営責任者(CEO)は、タッカー氏について、「デジタルニュースに対する見識があり、賢明で意欲的なジャーナリスト」と評価した。

ニューズ・コーポレーション側は、タッカー氏がサンデー・タイムズのオンライン購読者を増やすことに貢献した点を高く買ったと明らかにした。サンデー・タイムズのオンライン購読者は、タッカー氏が編集責任者に就任する直前である2019年末には32万人だったが、2020年9月基準45万人に増加した。

タッカー氏は、英オックスフォード大学で哲学・政治・経済(PPE)を専攻した。英紙フィナンシャル・タイムズでジャーナリスト生活を始めた。ベルギー・ブリュッセル(1994~2000年)、ドイツ・ベルリン(2000~03年)でも勤務した。その後、フィナンシャル・タイムズの週末版「FT WEEKEND」の編集局長を務め、タイムズ副局長を務めるなど、英国の有名メディアで勤務した。3人の息子がいるワーキングママだ。

タッカー氏が編集責任者として在職している間、サンデー・タイムズは新型コロナウイルス防疫政策に関する英政府の失策を批判・監視する報道を次々に出し、評価を受けた。サンデー・タイムズは今年初め、英国王チャールズ3世が皇太子時代、カタールの王族から数回にわたって300万ユーロ(約41億ウォン)の寄付を受け取っていたこともスクープした。


金民 kimmin@donga.com