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W杯でアルゼンチン破ったサウジ、23日を臨時祝日に

W杯でアルゼンチン破ったサウジ、23日を臨時祝日に

Posted November. 24, 2022 08:44,   

Updated November. 24, 2022 08:44

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サウジアラビアが2022ワールドカップ(W杯)カタール大会グループリーグのC組初戦で「優勝候補」アルゼンチンを破ると、サウジ王室が「臨時祝日」を指定し歴史に残る勝利を記念した。

サウジのサルマン・ビン・アブドゥルアジーズ国王(87)は22日夕方、声明を発表し、「明日(23日)を民間と公共のすべての会社員と学生を対象に祝日に指定する」と明らかにした。これを受け、期末試験期間だった学生たちの試験日程も決勝トーナメント以後に延期され、サウジ証券取引所「タダウル」も同日、一日休業した。

祝日指定は国王がムハンマド・ビン・サルマン皇太子(37)の提案を受け入れたものだ。同日、サウジの勝利が確定した後、サウジのメディアはビン・サルマン皇太子が兄弟たちと共に喜ぶ「気さくな」姿を公開した。また、女性ファンがスポーツカフェで男のファンたちと交わって、「(アルゼンチン代表主将)リオネル・メッシ(35)はどこへ行ったのか」と叫びながら応援する場面も放送された。ビン・サルマン皇太子は、国際社会にサウジの経済と社会改革を知らせる「ビジョン2030」を導き、自国に対する否定的イメージの改善に力を入れている。

サウジ代表が「記念すべき」番狂わせを演じると、これを葛藤解消のきっかけにしようとする動きもみられる。サウジ連合軍と7年以上戦争中のイエメンの反政府勢力「フーシ派」の報道官はツイッターで「サウジの勝利がアラブのサッカーを再び世界地図に戻した」とコメントした。2020年のイスラエルとの国交正常化以降、サウジとの同盟に亀裂が生じたアラブ首長国連邦(UAE)のシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥム首相兼ドバイ統治者(73)もサウジの勝利を「アラブの喜び」と祝福した。

W杯でアルゼンチンを破ったという理由で臨時祝日を指定したのはサウジが2度目。カメルーン政府も1990年W杯のグループリーグで、自国代表がアルゼンチンを1-0で破ったことを受け、臨時祝日を指定した。韓国も2002年W杯でベスト4進出を記念する見地からW杯閉会翌日の同年7月1日を臨時祝日にしたことがある。


任寶美 bom@donga.com