Go to contents

米FRB首脳ら、利上げペース調整説を一蹴

米FRB首脳ら、利上げペース調整説を一蹴

Posted October. 07, 2022 08:36,   

Updated October. 07, 2022 08:36

한국어

米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げのペースを調整できるという期待が市場に広がると、連邦準備制度の理事らがインフレ抑制の意志を強調し、市場の期待を一蹴した。

5日(現地時間)、サンフランシスコ連邦準備銀行(連銀)のメアリー・デイリー総裁は、ブルームバーグテレビとのインタビューで、「我々は経済指標に依存している。経済指標が我々が見なければならないことを示せば、その時(利上げの幅を)下方修正するだろう」とし、「指標がそれを示さない時、我々は我々がしていることを継続しなければならない」と話した。ブルームバーグは、デイリー総裁がFRBの「ジャイアントステップ(0.75%ポイントの引き上げ)」の歩みから退きにくいという趣旨の発言をしたと分析した。

セントルイス連銀のジェームズ・ブラード総裁は先週、スタンダード&プアーズ(S&P)500指数が年中最低値を記録するなど暴落を続けた時、「市場は(FRBの金利引き上げのメッセージを)消化し、正しく解釈したと見ている」と明らかにした経緯がある。

市場がFRBの政策転換(ピボット)に希望を持つようになったのは、英国とオーストラリア中央銀行が深刻な金融危機をめぐる懸念を落ち着かせるために、緊縮政策を緩和する「鳩的行動」に急激に回ってきたためだ。

FRBの政策転換の期待を受け、2日間上昇ラリーを続けてきたニューヨーク証券市場は、FRB関係者らの強硬な金利引き上げの基調が続くと、5日一斉に小幅下落した。


金玹秀 kimhs@donga.com