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言わなければ後悔する言葉

Posted October. 03, 2022 08:50,   

Updated October. 03, 2022 08:50

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「後悔しない秘訣はただ一つ、今すぐ言うことだ」(カール・ピルマー『1000人のお年寄りに教わった30の知恵』)

米コーネル大学は5年間、「レガシープロジェクト」を行った。1000人を超えるお年寄りが若者に伝えたい人生の教訓と人生のアドバイスを聞いて30のポイントにまとめた。前述の文章はその一つだ。

家族を失った多くの賢者たちは「愛している」と一言も言えずに過ごしたことが最も後悔すると言った。反対に電話での会話の終わりにいつも「愛している」と言った母親は、娘に最後に言った言葉が「愛している」だったことが幸いだったという。

苛立ち、悪口、非難はよく口にしながら、よい感情を言わない人々の属性を見抜く内容だ。「ごめんなさい」、「ありがとう」、「愛している」などのような表現は気恥ずかしいものだが、絶対にそうであってはならないということだ。

職業系高校の校長だった筆者は、少し前まで身を置いていた学校でこれを実践した。学期中に就職が決まった生徒たちに出身中学校の先生を訪ねる課題を出した。「何も持っていく必要はない。あなたが言う言葉は、中学校の先生にとって最大の贈り物です。行って『ありがとうございます。先生のおかげで○○○○に就職しました』と言って来なさい」。生徒たちは幸せそうな先生の姿を見て、もっと幸せになって帰ってきた。

そして卒業を控えた生徒たちには、「就職した後、先輩が仕事を教えて助けてくれれば、そのままにせず、必ずありがとうと言葉に出しなさい」と言った。それが相手を幸せにし、あなたが幸せになる秘訣だ!

言葉の代わりに手紙でもいい。手紙は心をもっとよく伝えることができる。直接話す方が良いが、難しければ電子メール、カカオトークなどで言ってもいい。心を伝えることができれば、どんな方法でもいい。今すぐ「ありがとう」、「愛している」と言ってみよう。