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連続打撃王とMVP狙う李政厚、第一関門は三星ピレラ

連続打撃王とMVP狙う李政厚、第一関門は三星ピレラ

Posted September. 27, 2022 08:25,   

Updated September. 27, 2022 08:25

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「風の息子」李鍾範(イ・ジョンボム=52)は24歳だった1994年に打撃5冠に輝き、プロ野球のレギュラーシーズン最優秀選手(MVP)に選ばれた。「風の孫」李政厚(イ・ジョンフ=24、キウム)も父親と同じ年齢で打撃5冠とMVPを同時に狙っている。

李政厚は26日現在、打率(.348)、出塁率(.420)、長打率(.577)、最多安打(184)、打点(108)の5部門で1位だ。この中で最も注目が集まる記録はやはり打率。李政厚が昨年に続き今年も打率1位を占め、歴代4人目の「連続打撃王」になる。41年のプロ野球の歴史で、李政厚は文字通り10年に1度出るかどうの記録に挑戦しているわけだ。

キウムが最後まで3位の座を守り、本人も5つのタイトルをすべて守り切ることができれば、李政厚はSSGの「エース」金広鉉(キム・グァンヒョン=34)とともにMVPの最有力候補に挙げられている。李政厚は、「大リーグを見ると、毎日試合に出る野手が(MVPを)受けている」とし、初のMVP受賞への意欲を隠さなかった。

李政厚が「看板代表」として、金広鉉ら「看板投手」とMVP争いを繰り広げるためには、とりあえず三星(サムスン)のホセ・ピレラ(33)を越えなければならない。ピレラは打率(.342)、出塁率(.455)、長打率(.558)、安打(179本)、打点(102点)でいずれも李政厚に次いで2位だ。このうち最多安打と打点は、ピレラが逆転する可能性が少なくない。三星がレギュラーシーズン終了まで9試合を残しているため、キウム(5試合)より4試合多く残しているからだ。

本塁打はピレラがすでに李政厚をリードしている。ピレラは今季26本塁打で本塁打首位(33本)の朴炳鎬(パク・ビョンホ=36、KT)に次いで2位だ。李政厚は22本塁打でキム・ジェファン(34=斗山)と6位タイにランクされている。

ピレラのMVP受賞を妨げる最大の障害はチームの順位だ。三星は10チーム中8位でポストシーズン(PS)から遠ざかっている。階段的なPSが導入されて以来、PS進出に失敗したチームの選手がMVPに選ばれたのは2005年の孫敏漢(ソン・ミンハン=ロッテ)と2012年の朴炳鎬(ネクセン)だけだ。8チーム体制だった当時、ロッテは5位、ネクセンは6位だった。


カン・ドンウン記者 leper@donga.com