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また9月19日に、メキシコで3度目の大地震

また9月19日に、メキシコで3度目の大地震

Posted September. 21, 2022 08:56,   

Updated September. 21, 2022 08:56

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「火の環」と呼ばれる環太平洋火山帯の動きが活発になっている。18日、日本と台湾で強震が発生し、19日には中南米のメキシコでも強震が続いた。「火の環」国家で地震が相次ぎ、大地震の前兆ではないかと懸念されている。

19日午後1時5分頃、メキシコ西部のミチョアカン州でマグニチュード7.6の強震が発生した。2時間で76回の余震も続いた。地震による揺れは、ミチョアカン州を越えて首都メキシコシティなど中西部全域で感知された。当局は、「震源300キロ以内の海岸沿いで津波が発生する可能性がある」と警告した。

同日の地震で現在までに2人が死亡し、複数の人々が負傷したと、ロイター通信などは伝えた。このほかにメキシコシティでは、崩れた塀に市民1人が下敷きになって病院に搬送され、ミチョアカンでも病院の窓ガラスが落ちて1人が負傷した。5つの州で停電が発生し、約120万人が被害を受けた。公共交通機関の運行も一時停止した。

同日の地震は、1985年と2017年にメキシコ大地震が発生した日と同じ日に起きた。メキシコシティは、大地震に備えて毎年地震の訓練をしているが、同日の訓練後1時間も経たずに地震が発生し、住民の不安が大きくなっている。

17、18日には、台湾東南部でもマグニチュード6.9の強震が発生し、余震が73回も続いた。台東県と隣接する花蓮地域でも建物が倒壊して橋が崩落したほか、列車の車両6両が脱線した。沖縄県の西海域でも18日にマグニチュード6.1と5.5の地震が発生した。

メキシコ、台湾、日本は環太平洋火山帯に属している。火の環とも呼ばれる環太平洋火山帯は、太平洋プレートが他のプレートと衝突し、地震や火山活動が頻繁に起こる。米地質調査所によると、火の環には世界の火山の75%が集まっており、世界の地震の90%以上が発生している。


イ・チェワン記者 chaewani@donga.com