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政府、幼児の「室内ノーマスク」を検討

Posted September. 21, 2022 08:58,   

Updated September. 21, 2022 08:58

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政府は、屋外でのマスク着用の義務付けを完全になくす案を検討していると明らかにした。医療界の一部から提起されている成長期の子供の室内でのマスク着用義務の解除の主張については、「十分に検討する」と答えた。

中央防疫対策本部(防対本)のパク・ヘギョン防疫支援団長は20日、「最近BA.5の変異株による再流行がピークを過ぎており、感染再生産指数が安定傾向を維持している」とし、「屋外は感染リスクが低いため、残りの義務措置を解除すれば、(屋外でのマスク着用の義務を)真っ先に検討できる状況だ」と明らかにした。

政府は5月、屋外でのマスク着用義務を解除した。しかし、50人以上が集まる時は、マスクをつけるよう義務付ける規定を維持した。屋外マスクの義務付けが完全に解除されれば、屋外スポーツ競技と大型コンサートで「ノーマスク」での観覧が可能になる。

パク団長は、子供の室内でのマスク着用義務の解除主張については、「幼児のマスク着用にともなう情緒や言語、社会性発達などの副作用問題を十分認知している」とし、「室内マスク着用義務の緩和を検討する時、その対象と時期について十分検討する」と説明した。

最近、医療界では、子供たちが長期間マスクを着用すれば、言語発達などに否定的な影響を及ぼすという懸念が出ている。嘉泉(カチョン)大学医学部予防医学科のチョン・ジェフン教授は、「絶対必要な施設のみマスクを着用し、残りの領域は規制を解除する方向での検討が必要だ」と主張した。疾病管理庁の指針によると、△24ヶ月未満の幼児、△自らマスクを着用して外しにくい人、△マスク着用時に呼吸が難しい人などはマスク義務着用の対象ではない。

政府が全般的なマスク着用解除の検討に乗り出したのは、韓国国内での新型コロナウイルス感染症の再流行が安定傾向に入ったと判断したためだ。20日0時基準で、新型コロナの新規感染者は4万7917人で、先週火曜日(5万7285人)より9368人が減少した。

一方、新型コロナの新規感染者のうち、再感染者の割合は10%を超えた。9月第2週(4〜10日)の再感染率は10.18%で、直前週(9.72%)比増加した。


キム・ソヨン記者 ksy@donga.com