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血液がん闘病の俳優安聖基、裵昶浩監督の特別展に参加

血液がん闘病の俳優安聖基、裵昶浩監督の特別展に参加

Posted September. 19, 2022 08:53,   

Updated September. 19, 2022 08:53

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「国民俳優」の安聖基(アン・ソンギ、70)が、約2年間血液癌で闘病している。ソウル江南区(カンナムグ)のCGV狎鴎亭(アプクジョン)で15日に開かれた裵昶浩(ぺ・チャンホ)監督(69)のデビュー40周年記念の「裵昶浩監督特別展」の開幕式に参加した安聖基は、ややむくんだ顔にかつらを着用した。

この日の特別展の開幕作であり、裵監督のデビュー作である映画「コバン村の人々」(1982年)の上映前、彼は同作品に一緒に出演した俳優の金甫娟(キム・ボヨン、65)に支えられて登場した。安聖基はややしゃがれた声で、「今日映画を一緒に見ることはできそうにない」とし、「40年ぶりに映画をまた見ることは、とても胸をときめかせる」と話した。彼が感想を述べる時、金甫娟はすすり泣いた。

安聖基の所属事務所であるアーティストカンパニーは17日、「安聖基は現在、血液癌の治療中であり、普段も管理を徹底しているだけに好転している状態だ」と明らかにした。同日、CGV狎鴎亭で映画「深くて青い夜」(1985年)を観覧した安聖基は、観客との対話に参加して質疑応答の時間を持った。ある観客が「安聖基氏にとって、映画とは何か?」と尋ねると、彼は「私のすべてのものだ。映画を離れて何かを考えるのは容易ではない。映画を通じて話を続けたい」と答えた。

安聖基の闘病事実が知られると、放送人のホ・ジウン(43)は、自分のソーシャルネットワークサービス(SNS)に、「笑いながら帰ってくると信じている。苦しくても、抗がんの治療中にたくさん召し上がってほしい」と応援する書き込みを掲載した。2018年に、血液がんの一種である悪性リンパ腫の診断を受けたホ・ジウンは、8ヵ月ぶりに完治判定を受けた。

一方、裵監督の特別展は28日まで、ソウル龍山区(ヨンサング)のCGV龍山アイパークモールとCGV狎鴎亭、釜山(プサン)CGV西面(ソミョン)、大邱(テグ)CGV大邱アカデミー、忠清南道(チュンチョンナムド)CGV天安(チョンアン)で開かれる。裵監督が選んだ映画7本が上映される。裵監督は、「久しぶりに映画館で、観客に私の映画をお見せしたくて、特別展を開くことになった」と明らかにした。

俳優の李政宰(イ・ジョンジェ)と奉俊昊(ポン・ジュノ)、朴贊郁(パク・チャヌク)監督は、映像で祝賀の挨拶を伝えた。裵監督の映画「若い男」(1994年)で映画界にデビューした李政宰は、「最も愛着のある映画として、いつも『若い男』を挙げる。当時、演技をよく知らなかった私を、裵監督が父親のように暖かく慰めてくれた」と話した。


金哉希 jetti@donga.com